米国株2025年10月7日

米国株
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最近の市場動向(10月7日時点の状況)

最近の米国株式市場は、ハイテク株と半導体セクターが牽引する形で堅調に推移しています。

株価指数

NASDAQは0.71%上昇し、最高値を更新しています。

S&P 500は0.36%上昇し、7日連続の上昇を記録しており、これは5月以来の最長の連続上昇となっています。

S&P 500も最高値を更新しています。

ダウ平均はわずかに下落し、-0.14%となりました。

ラッセル2000は0.41%上昇しました。

市場心理

投資家の恐怖と貪欲を示すFear & Greed指数は57で、「Greed(貪欲)」を示しています。

市場テーマ

最近の市場の上昇は、AI関連銘柄が牽引しており、大きな契約のニュースが連日のように出ています。

この動きは「AIバブル」と称されることもありますが、バリュエーション(評価額)はバブルとはほど遠いという見解もあります。

個別銘柄およびセクターの動向

特に個別銘柄のニュースが非常に多い日でした。

AI・半導体関連

AMD(Advanced Micro Devices)

Open AIとの間で提携に達し、Open AIがAMDの株式10%を取得する可能性があると報じられました。

これを受けて、AMD株は約30%近く急騰しました。

Open AIは今後数年間にわたってAMD製のGPUを導入する予定です。

NVIDIA

AMDの好材料は、競合であるNVIDIAにとっては若干悪いニュースと見なされ、株価は若干下落(約1%程度)しました。

しかし、半導体セクター全体としては3%上昇しています。

Open AIはNVIDIAから1,000億ドルの投資を受けているため、その資金でNVIDIAの競合製品(AMDのグラフィックチップ)を購入する契約を結んだことは、驚きであるという見解が示されています。

シティ(Citi)は、2026年までにAIインフラ投資額が4,900億ドルになると予測しており、NVIDIAを主要な恩恵銘柄としています。

Microsoft

2%上昇しました。

NebiusやWeaveとの間で総額330億ドルのAIクラウド契約を締結し、NVIDIA製GPUを10万基超確保することでAI基盤強化を進めています。

アナリストは非常に強気であり、Microsoftをカバーする34人中33人が「買い」で評価し、目標株価の中央値は626ドル(現状から+20%)となっています。

Figma

Open AIがChatGPTとFigmaを統合するという話があり、7%上昇しました(取引時間中最大16%急騰)。

その他の主要銘柄

Tesla

新製品発表への期待(ティーザー広告のソーシャルネットワーク投稿)を受け、約4%(ヒートマップでは5.45%)上昇しました。

AppLovin

モバイル広告のデータ収集に関してSEC(証券取引委員会)が調査を始めたことが報じられ、14%急落しました。

投資家がリスク回避行動に出たためです。

Verizon

CEO交代のニュースにより約4%下落しました。

Starbucks

店舗閉鎖や人員削減を進めており、約4%下落しました。

高めのコーヒーが売れなくなることは、景気冷え込みのサインかもしれないという懸念も示されています。

Critical Metals(レアアース会社)

トランプ政権が株式取得を話し合っているというロイター報道を受け90%急騰しましたが、上級当局者がこれを否定すると急落し、情報の真偽は不明とされています。

経済環境と政府閉鎖の影響

米国政府機関の閉鎖が経済に影響を与え始めています。

政府閉鎖(Government Shutdown)

2週目に入りました。

現在、市場はこの政府閉鎖を「ほぼ無視」しています(shrugging off)。

政治的背景

民主党は2025年末に執行するオバマケアの補助金延長やメディケドの削減撤回を求めており、予算案の可決に抵抗しています。

トランプ大統領の動き

閉鎖が続けば、トランプ大統領は連邦職員を解雇する(通常は一時帰休扱い)と脅しをかけています。

すでに先週、15万人の職員が解雇されています。

経済指標の遅延

政府閉鎖により、9月の雇用統計やCPI(消費者物価指数)など主要な経済データの発表が延期されています。

これにより、FRBは10月会合前にデータが不足する中で判断を迫られるという「データ空席」の状態になっています。

景気悪化の兆候

政府閉鎖や大量解雇の懸念もあり、個人消費の急速な悪化が見られます。

Googleトレンドの検索ボリュームでは、「Netflixの解約」「職が見つからない」「立ち退きに関する支援」「クレジットカードが支払えない」といったキーワードが過去最高クラスに急増しています。

不動産市場

長期金利の高止まりにより、商業用不動産の延滞率はリーマンショック後の上昇率を超え、10%を超えている状況です。

今後の見通しと専門家の意見

市場の多くの専門家は強気な姿勢を崩していません。

強気相場の継続

全体的な上昇トレンドは依然として堅調であり、短期的な小幅調整(shake out)のリスクはあるものの、10月から12月にかけて株式は引き続き強い転換を維持する可能性が高いと見られています。

S&P 500の目標株価

ロバート・エドワード氏やトム・リー氏は、S&P 500が年末までに7,000を突破する軌道にあると見ています。

トム・リー氏に至っては、「少なくとも7,000に到達し、さらに上もあり得る」と述べています。

政府閉鎖と投資機会

政府閉鎖による一時的な株価下落は、投資家にとって「プライムデー」(絶好の買い場)になるとの見解があります。

その他の資産動向

金・銀・ビットコイン

ドル以外の資産への資金逃避(リベースメント取引、代替資産が上昇しています。

ビットコイン

12万6,000ドル超の市場最高値を更新しました。

金(ゴールド)

勢いが止まらず、4,000ドルに達しようとしています。

政府閉鎖による不確実性も逃避先としてゴールドを押し上げています。

銀(シルバー)

市場最高値の50ドルに迫っています [36]。これは過去45〜46年間超えられなかった水準です。

工業需要(5G、電気自動車、データセンター、軍事防衛)の急増に対して供給が追いついていないことが根本的な要因です。

さらに、ロシアやサウジアラビアなどの中央銀行が準備資産として銀を購入する動きも見られます。

金利とFRB

すべての金利が若干上昇しました(政府閉鎖による政府の信用低下の影響もあるかもしれないという見解)。

FRB当局者は、雇用市場の鈍化や株価の割高に言及しつつも、急な利下げは示唆せず、データ重視の方針を堅持しています。

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