現在の米国株市場の状況
米国株市場は最近、大きく反発しており、主要な株価指数は揃って上昇しています。
NASDAQ総合指数は+0.89%(22,941.80ポイント)、主要指数の中で最も強い反発を見せました。
S&P 500は+0.58%(6,738.44)、ダウ平均は+0.31%(46,734.61ドル)で推移しています。
S&P 500は現在、50日移動平均線を122営業日連続で上回る見込みであり、これは2011年3月以来の最長記録であり、上昇相場の持続力(耐久性)を示しています。
市場を動かす主な要因
現在の米国株市場は、いくつかの重要な要因によって影響を受けています。
米中関係の改善期待
トランプ大統領と習近平国家主席が10月30日に韓国で会談する予定であるという報道があり、これによって米中間の緊張が緩和され、市場に安心感が広がっています。
この期待は、特に半導体製造装置を含むハイテク株全般の上昇に大きく寄与しています。
金融緩和(利下げ)への期待
市場は、10月末のFOMC(連邦公開市場委員会)において、FRB(連邦準備制度理事会)が0.25%の追加利下げを行うことを広く予想しています。
この利下げ期待が現在の株価を下支えしている要因の一つです。
メインシナリオとしては、9月、10月、12月の3回連続利下げが想定されています。
CPI(消費者物価指数)への注目
政府機関閉鎖の影響で遅れていたCPIが今夜(日本時間21時半)発表される予定であり、市場の大きな注目を集めています。
これはFRBの次の金融政策を左右する最重要要因と見なされています。
予想では、総合およびコアCPIはいずれも前年同月比3.1%の上昇が見込まれており、FRBの目標である2%を上回る強いインフレの兆候が予想されています。
ただし、このCPIデータには信用性が低いとの見方もあり、結果が予想を上回ってもFRBや市場がこれを無視し、利下げ路線を変更しない可能性も指摘されています。
注目されたセクターと個別銘柄
ハイテク株とAI関連投資
S&P 500の上昇は、NVIDIA、ブロードコム、Amazonなどのハイテク大型株が牽引しました。
AI主導の投資と米国経済の底堅さが株式市場を支え続けている主要因の一つです。
量子コンピューター関連銘柄
D-Wave (+13%) 、リゲッティ (+9.79%) 、IONQ (+7%) などの量子コンピューター企業は、トランプ政権が資金提供と引き換えに商務省に株式を付与する方向で協議しているという報道を受け、大幅に上昇しました。
半導体(SOXL)と中国株
米中関係改善の期待を受け、半導体レバレッジETFのSOXELは大きく回復し (+7.41%) 中国系レバレッジETF(YINNやCHAUなど)も高い上昇率を記録しました。
テスラ
第3四半期決算で一株利益が予想に届かなかったにもかかわらず、終値ではプラスに転じました (+2.28%) 。
エネルギーセクター
トランプ政権がロシアの大手原油企業2社に追加制裁を課したことで、原油価格が上昇し (+5.37%) 、エネルギーセクターが最も上昇しました。
- SOXL 41.170 +7.24% 日足RSI 57
- TECL 131.540 +3.57% 日足RSI58


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