米国株2025年10月24日

米国株
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直近の市場動向と指数

最近の米国株式市場は力強く上昇しており、主要な指数は過去最高値を更新しました。

指数動向

ダウ、S&P 500、ナスダックの三指数はいずれも直近で過去最高値をつけました。

ダウ平均

史上初めて47,000を上回って取引を終了しました。

週間上昇率

三指数はいずれも一週間でおよそ2%上昇しました。

年初来上昇率

 ナスダックが20%超、S&P 500が約15%、ダウが約11%上昇しています。

長期的な流れ

1896年にダウが取引を開始して以来、市場は戦争、恐慌、パンデミック、インフレなどあらゆる出来事を経験してきましたが、最終的には必ず新高値を更新してきており、この長期的な流れは変わらないと見られています。

マクロ経済の状況と金融政策

最近の市場上昇の背景には、インフレの鈍化が確認されたことがあります。

消費者物価指数(CPI)

政府閉鎖の影響で発表が遅れましたが、最新のCPIは前年比3.0%上昇となり、エコノミスト予想の3.1%を下回りました。

食品やエネルギーを除くコアインフレ率も予想を下回っています。

利下げ期待

この結果を受けて、来週のFOMC(連邦公開市場委員会)での利下げは確定的と見られており、25ベーシスポイントの利下げは96.74%の確率で市場に織り込まれています。

量的引き締め(QT)の終了検討

FRB(連邦準備制度理事会)は、巨額のバランスシートの縮小、いわゆる量的引き締め(QT)の終了も検討しうると見られています。

企業業績

S&P 500構成企業の中では、約8割の企業で一株あたり利益(EPS)が予想を上回り、全体的な利益成長率も前年同期比でおよそ8%台半ばと、米企業は好調を維持しています。

主要銘柄の動向とAIへの焦点

市場全体の焦点は引き続きAI(人工知能)にあります。

ビッグテックの決算

来週はMicrosoft、Google (Alphabet)、Meta、Apple、Amazonなど、大型テック企業(マグニフィセント7銘柄)の決算発表が集中します。

焦点は、AIを収益化できているか、そしてAIの設備投資ブームが継続・加速・減速のどれになるかです。

ハイパースケーラーはAI対応のデータセンターやサーバーへの巨額の設備投資計画を示しています(例:Microsoft約800億ドル、Alphabet約850億ドル、Amazonは今年1000億ドル超の見込み) 。

個別銘柄の動き(直近)

IBMとAMDはともに約8%上昇し、過去最高高値で引けました。

IBMが開発している量子コンピューティング用アルゴリズムの一部をAMDのチップで実行できたとの報道が追い風となりました。

Googleは、AIスタートアップのアンソロピックがGoogleのTPU(Tensor Processing Unit)を最大100万個使う計画を発表したことで2.6%上昇しました。

これは、AIサーバー市場を支配するNVIDIAのGPUに対抗する選択肢として注目されています。

フォード・モーターは強い第3四半期決算が好感され、S&P 500で最も強い動き(12%超の急騰)を見せました。

テスラは決算発表後に3%超下落しました。

今後の注目イベント

来週は「モンスターウィーク」と呼ばれ、値動きが大きくなりやすい週です。

FOMC(連邦公開市場委員会)

利下げの決定に加え、パウエル議長が今後の利下げペースや景気の認識をどう語るかに注目が集まります。

APEC首脳会談と米中協議

韓国で開かれるAPEC首脳会談にて、米中協議の進展が期待されています。

関係改善のシグナルが出れば、関税や輸出規制の不安が和らぎ、特に半導体や世界景気に敏感な銘柄に追い風となる可能性があります。

大型テック企業の決算発表

マグニフィセント7銘柄の決算とガイダンスが指数全体の方向性を決めやすい材料となります。

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