
2026年の最初の取引日となった1月2日の米国株市場は、主要指数が方向感を探る「迷い」のある展開となりました。
市場全体としては大きな動きこそなかったものの、特定銘柄への集中から幅広いセクターへ資金が流れる「ローテーション」の兆しが見られたのが特徴です。
1月2日の米国株の主な動き

主要指数の結果
S&P 500はプラスとマイナスの間を揺れ動くシーソーのような動きを見せ、最終的には+0.15%から+0.23%程度の小幅な上昇にとどまりました。
ナスダック総合指数はほぼ横ばい(+0.02%)でしたが、ダウ平均株価は+0.69%、ラッセル2000は+1.04%と、中小型株やバリュー株が比較的堅調に推移しました。
半導体一強の展開
この日の主役は半導体関連株でした。
特にマイクロン・テクノロジー(MU)は、アナリストの評価向上などを背景に約10%近い急騰を見せ、株価は300ドルの大台を突破しました。
SOX指数(半導体株指数)も4.19%の大幅上昇を記録しています。
大型テック株の失速とセクターローテーション
一方で、これまで市場を牽引してきたAmazon、テスラ、メタ、マイクロソフト、ネットフリックスなどの大型テック株は下落しました。
市場では、割高感のあるハイテク株から、エネルギー、資本財、あるいはクリーンエネルギー(水素関連)といった他セクターへの資金移動が意識されています。
好材料と懸念材料
トランプ政権が家具などの関税引き上げを1年延期すると発表したことが、ウェイフェア(W)などの消費関連株にとって追い風となりました。
しかし、イランによる報復示唆やイエメン情勢の緊迫化といった地政学リスクの急速な悪化が、取引時間中の株価の重しとなりました。
ビットコイン

ビットコインは、1月2日時点で8万9,867ドル付近**で推移しています。
前日には一時9万ドル(9万935ドル)を超える場面もあり、依然として高い水準を維持していますが、心理的な節目である9万ドル付近での攻防が続いています。
総じて、1月2日の市場は「AI一辺倒」から「よりバランスの取れた相場」への転換点にあるような、複雑な動きを見せた一日であったと言えます。


コメント