
1月28日の米国市場は、主要なハイテク企業の決算発表と連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表が重なり、全体としては小幅な動きに留まる展開となりました。
主要指数の終値は、ニューヨークダウが前日比0.02%高、S&P500が0.01%安、ナスダックが0.17%高でした。
また、ビットコインについては、地政学的リスクの高まりから一時急落する場面が見られました。
米国株

1月28日の株式市場では、巨大IT企業(マグニフィセント・セブン)の決算が注目を集めました。
大手テック企業の明暗
Microsoft
売上高、利益ともに市場予想を上回りましたが、AI関連の膨大な設備投資(375億ドル)やクラウドサービス「Azure」の成長率が投資家の高い期待に届かなかったことから、株価は4〜6%程度下落しました。
Meta
広告収益が好調で、2026年の設備投資見通しを引き上げたことが好感され、株価は上昇しました。
Tesla
売上高は予想をわずかに下回りましたが、利益が予想を超えたことや、次世代ロボット「Optimus」の量産計画などが評価され、株価は3%以上上昇しました。
半導体セクターの強さ
ASMLの好決算やSKハイニックスの好業績を受け、半導体関連株は非常に好調でした。
エヌビディアやマイクロン・テクノロジーなどが上昇し、市場を支えました。
FOMCの結果
政策金利は4会合連続で据え置きとなりました。
パウエル議長は「現在の金利は中立的であり、急いで利下げする必要はない」との認識を示しました。
これを受け、市場の反応は限定的でした。
ビットコイン

ビットコインは、当日の海外時間に一時9万ドルの節目に乗せましたが、その後に失速しました。
イラン攻撃検討の報道による急落
CNNが「米国がイランへの大規模な攻撃を検討している」と報じたことで、リスクオフ(回避)の動きが強まりました。
この報道により、金(ゴールド)が急騰する一方で、ハイリスク資産とされるビットコインは8.8万ドルを割り込むまで急落しました。
今後の展望
直近の高値である9.8万ドルからの調整局面が続いています。
市場関係者は、底固めのために少なくとも9.1万ドル、できれば9.4万ドルを明確に超える必要があると見ています。
ドルの動向との関係
ベッセント財務長官が「強いドルは米国の国益」と発言し、ドル円が円安に振れたことも、円建て価格には影響を与えました。


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