米国株2026年2月4日

米国株
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2月3日の米国株式市場は、「アンソロピック・ショック」によるソフトウェア株の急落や、主要なハイテク株の低迷により、非常にボラティリティの高い一日となりました。

一方、ビットコインは2024年11月以来の安値を更新するなど、厳しい局面を迎えています。

米国株(2月3日)

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2月3日の市場は、主要指数が揃って下落し、特にナスダック(-1.43%)とS&P 500(-0.84%)の下げが目立ちました。

ソフトウェア株を直撃した「アンソロピック・ショック」

AI企業アンソロピック(Anthropic)が、法務業務を自動化できるAIツールを発表したことが市場に衝撃を与えました。

既存ビジネスへの脅威

AIが専門的な事務作業を代替するとの懸念から、トムソン・ロイター(-19%)やガートナー(-21%)といった情報サービス・ソフトウェア企業の株価が暴落しました。

資金の連鎖的な不安

この影響は、AIデータセンターに資金を供給しているアレス・マネジメント(-10%)やKKR(-10%)などのプライベート・クレジット株にも波及し、市場全体のセンチメントを悪化させました。

大型ハイテク株と半導体の苦戦

主要なハイテク銘柄(マグニフィセント7)も概ね軟調でした。

主要銘柄の下落

エヌビディア(-2.8%)、マイクロソフト(-2.9%)などが下落。

マイクロソフトは株価のデッドクロスが完成しています。

AMDの決算

取引時間終了後に発表された決算では、売上高・利益ともに予想を上回ったものの、第1四半期のガイダンスが一部の期待に届かず、時間外で株価が約7%下落しました。

明暗を分けた銘柄とマクロ要因

好調な銘柄

決算で強い見通しを示したパランティアは6.8%上昇。

また、ウォルマートは時価総額1兆ドルを初めて突破しました。

政府閉鎖の解消

一時的な政府閉鎖は、予算案が議会を通過したことで短期間で終了する見込みとなり、一部で安心感が広がりました。

ビットコイン

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ビットコインは一時7万3000ドルを割り込み、トランプ大統領当選(2024年11月)以降の上昇分をほぼ失う場面がありました。

ETFからの資金流出

直近1週間で約15億ドルの資金がビットコインETFから流出しており、これが価格下落の大きな要因となっています。

ゴールド(金)への資金シフト

投資家がビットコインから、より好調なパフォーマンスを見せるゴールドへ資金を移動させている動きが指摘されています。

規制と政治の不透明感

ステーブルコイン規制に関する「クラリティ法案」の審議停滞や、中東情勢の緊張(イラン情勢)が重石となりました。

テクニカル面

7万4000ドルのサポートラインを割り込んだため、現在は新たな底値(7万2000ドル付近など)を模索する段階にあります。

今回の急落は、AIによる既存産業の「破壊」が想定以上に早いという警戒心が引き金となったようです。

今後は、週後半に予定されている**アルファベットやアマゾンの決算が、AIブームの持続性を占う重要な鍵となります。

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