
3月10日の米国株

3月10日の米国株式市場は、地政学リスクと原油価格の変動に翻弄される展開となりました。
主要指数の終値は、ニューヨークダウが-0.07%、S&P 500が-0.21%と微減し、ナスダックは+0.01%とほぼ横ばいでした。
原油価格と地政学リスク
原油価格は一時1バレル80ドルを切る場面もありましたが、最終的には86.7ドル(-8.5%)で引けました。
株価と原油価格には強い相関が見られ、イランがホルムズ海峡に機雷を設置する準備を進めているとの報道が、市場の重石となりました。
これに対しトランプ大統領は、機雷が除去されない場合は「これまでにないレベルの軍事行動」を示唆するなど、緊張が高まっています。
セクター別動向
半導体関連(マイクロン、サンディスクなど)は堅調に推移しましたが、ソフトウェア(サービスナウ、パランティアなど)や金融、ヘルスケア、エネルギーセクターは軟調でした。
個別銘柄の好材料
市場終了後に発表されたオラクルの決算は、売上高・一株利益ともに予想を上回り、クラウド売上も前年同期比44%増と好調だったため、時間外取引で株価が急騰しました。
市場心理と今後の注視点
恐怖指数(VIX)は前日の36から24.92へと落ち着きを見せていますが、投資家心理を示すFear & Greed Indexは「27(恐怖)」の域にあります。
市場は翌日に控えたCPI(消費者物価指数)の発表を前に、様子見ムードも漂っています。
ビットコイン

ビットコインについては、7万ドル台の重要な節目をキープしており、底堅い展開が続いています。
価格動向と市場心理
一時は7万2000ドルを試す勢いを見せ、現在は7万ドル付近で推移しています。
市場の恐怖指数は「25」前後で、依然として悲観ムードは残るものの、1月末の極度の低水準からは回復傾向にあります。
需給面
現物ビットコインETFへの資金流入が続いており、機関投資家による実需が相場を下支えしています。
また、いわゆる「クジラ(大口投資家)」の買いも観測されており、プロの投資家層は強気姿勢を維持していると見られます。
今後の見通し
短期的には米国株同様、CPIの結果によって上下に振れる可能性があります。
テクニカル的には、7万ドルを維持しつつ、直近高値の7万4000ドル〜7万5000ドルを突破できるかが焦点となっており、下落した場面では「押し目買い」を狙う投資家も多い状況です。


コメント