坂本龍馬を「売国奴」と評価する意見は、一部に存在しますが、これは歴史的な評価の多様性を示すものであり、一般的に広く受け入れられている見方ではありません。
「売国奴」と見なされる可能性のある批判的な意見
武器商人としての側面
坂本龍馬は、亀山社中(後の海援隊)を通じて武器や軍艦の取引に関わっていました。
この活動を、内戦を誘発し、外国勢力(特にイギリス)の利益のために動いたと解釈する見方があります。
アメリカ南北戦争終結後に余剰となった武器を薩長に売りさばいた、という指摘もあります。
特定の勢力への加担
薩長同盟の仲介など、幕府を倒す勢力への加担が、結果的に日本の旧体制を破壊したと捉えられ、その後の混乱を招いたという批判につながることもあります。
一般的な歴史的評価と功績
一方で、坂本龍馬は一般的には明治維新の立役者の一人として、高く評価されています。
主な功績としては、以下のような点が挙げられます。
薩長同盟の仲介
敵対関係にあった薩摩藩と長州藩を結びつけ、倒幕の大きな原動力となりました。
これは彼の交渉力と先見の明を示すものとされています。
大政奉還への尽力
幕府が政権を朝廷に返上するという大政奉還の実現に貢献し、平和的な政権移行に道筋をつけました。
船中八策の提唱
新しい日本のあり方を示す政治構想「船中八策」を提唱し、後の明治新政府の政策に大きな影響を与えました。
亀山社中(海援隊)の設立
日本初の株式会社ともいわれる組織を立ち上げ、貿易や海運事業を通じて日本の近代化に貢献しました。
評価の多様性について
歴史上の人物の評価は、時代や立場、研究者の視点によって変化するものです。
坂本龍馬についても、その功績を称える意見が多い一方で、彼の実像や影響力を疑問視したり、批判的に見たりする研究もあります。
特に近年では、司馬遼太郎の小説「竜馬がゆく」などで形成された「英雄像」に対して、より客観的な史料に基づく研究が進められています。
結論として、坂本龍馬を「売国奴」と断じるのは、彼の多面的な活動やその影響の一部を切り取った見方であり、一般的な歴史認識とは異なります。
彼は日本の近代化に大きな影響を与えた人物として、その功績は広く認められています。
戦争の背後には必ずお金儲けをしている連中がいます。お金の流れを追っていけば、必ずしも坂本龍馬が英雄とは限らないと思います。色々な視点があっていいと思いますし、もしからしたらこの構図は今でも継続中かもしれませんね。


コメント