コンバースの歴史と現在

ファッション

コンバースは、100年以上の歴史を持つアメリカ発祥の老舗スニーカーブランドです。

その長い歴史の中で、スポーツシーンからファッションシーンまで、幅広く愛される普遍的な存在としての地位を確立してきました。

歴史


コンバースの歴史は、1908年にマーキス・M・コンバースがマサチューセッツ州で「コンバース・ラバー・シュー・カンパニー」を設立したことに始まります。

当初は、降雪量の多い地域の特性に着目し、雨や雪の中でも作業できるラバーシューズの製造を開始しました。

その品質の高さはすぐに評判となり、地元で有力な企業へと成長しました。


転機となったのは、当時の冬のスポーツとして考案されたバスケットボールへの参入です。

試行錯誤の末、1917年にはバスケットボール専用シューズとして、キャンバス地のハイカットスニーカー「キャンバス オールスター」を開発しました。

この画期的なデザインは、足首を保護する斬新さからプロのバスケットボール選手にも注目されるようになります。

特に、当時のスタープレイヤーであるチャールズ・H・テイラーがオールスターを愛用し、引退後もその普及に尽力した功績が認められ、1946年からは彼の名前がアンクルパッチに記されるようになりました。これが現在の「チャックテイラー」の愛称の由来です。


その後も、1935年にはバドミントンプレイヤーのジャック・パーセルが開発に参加し、彼の名を冠した「ジャックパーセル」が発売されるなど、スポーツシーンでの存在感を高めていきました。


1970年代以降は、素材や色のバリエーションを増やし、ファッションスニーカーとしても注目されるようになります。

そして、2000年以降は国内外のブランドとのコラボレーションも積極的に行い、その人気を不動のものとしました。


しかし、2001年には米連邦倒産法第11章の適用を申請し、一時経営破綻します。

その後、日本では伊藤忠商事が資本参加し、2002年にはコンバースジャパンが設立されました。

そして、2003年には米コンバースがナイキに買収されるという、大きな動きもありました。

現在


現在のコンバースは、スニーカー市場において「永久定番」としての確固たるポジションを築いています。その人気の理由は多岐にわたります。

普遍的なデザイン

「オールスター」に代表されるシンプルでクラシックなデザインは、流行に左右されず、どんなスタイルにも合わせやすい万能さを持っています。

その完成度の高さは、100年以上の歴史の中でほとんど見た目が変わらないことからも伺えます。

豊富なバリエーション

ローカットやハイカット、多様な素材、そして豊富なカラーバリエーションが展開されており、消費者は自分の好みやコーディネートに合わせて選ぶことができます。

ファッションアイテムとしての地位: カジュアルスタイルはもちろんのこと、きれいめなコーディネートの「外し」としても機能するなど、ファッションアイテムとして広く受け入れられています。多くのブランドとのコラボレーションも、常に新しい魅力を提供し続けています。

手の届きやすい価格帯

比較的手頃な価格で購入できることも、幅広い層から支持される要因となっています。

Made in Japanモデルの存在

日本国内で製造される「MADE IN JAPAN」モデルは、上質なキャンバス素材やヴィンテージ感のあるディテールなど、細部にまでこだわった高品質な作りが特徴で、スニーカー愛好家から高い評価を得ています。


ナイキやアディダスといったスポーツブランドが機能性を追求する一方で、コンバースは「普段使いのトレンドを求める人」をターゲットに、ファッションとライフスタイルに溶け込むスニーカーとして、独自の立ち位置を確立しています。

定番でありながら常に新鮮さを失わない、進化し続けるブランドとして、今後もスニーカー市場において重要な存在であり続けるでしょう。

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