国民の違和感は9割正しい

政治と経済

『国民の違和感は9割正しい』は、国際ジャーナリストである堤未果氏の著書です。

この本は、私たちが日々ニュースや政府の発表に対して感じる「モヤモヤ」や「違和感」こそが、実は真実を見抜くための重要な手がかりであると主張しています。

本のテーマと主張

「違和感」の重要性

政府やマスコミが報じる情報に対して、どこか納得できない、おかしいと感じる「違和感」は、私たちが自分自身や家族、そして国の未来を守る上で非常に重要であると説いています。

情報操作と真実

私たちが受け取る情報の多くは、特定の意図を持って操作されている可能性があり、その裏には「お金」「人事」「歴史」といった要素が絡んでいることを指摘しています。

自分で考える力

疑問を抱き、自分で情報を集め、多角的に分析することで、世の中の真実が見えてくることを促しています。

具体的な「違和感」の例と解説(本の構成)


本書は、私たちが日常的に感じるであろう具体的な「違和感」をテーマに、それぞれの裏側にある構造や事実を深く掘り下げて解説しています。

災害の違和感

能登半島地震など、大規模災害発生時の情報公開のあり方や、国民への情報提供の質が悪化している点に疑問を呈しています。

例えば、太陽光パネルの危険性(災害時の感電、リサイクル問題、発がん性有害金属の流出など)や、ボロボロの水道管といったインフラの問題など、報道されない側面を明らかにします。

「戦争と平和」の違和感

国際情勢、特にジェノサイド(大量虐殺)が起きているにもかかわらず、なぜ止められないのか、その背景に「お金」が絡んでいることを指摘します。

大富豪たちが大量に資産を売り逃げる中で、新NISAで国民に米国株を勧める政府の意図や、被災地が苦しんでいるにもかかわらず、海外に多額の支援を行うことへの疑問を投げかけます。

永山絢斗の逮捕の裏で、防衛財源確保法が可決されたことなど、国民の関心が別のことに向いている間に重要な法案が通る現状にも警鐘を鳴らしています。

「いのちは大切」の違和感

政府が日本の農業をつぶすような政策を進めていることや、ゲノム編集魚ビジネスなど、食や健康に関わる分野での政策に潜む問題点を指摘します。

「真実とウソ」の違和感

「裏金は秘書のせい」といった報道が「偽情報」にあたるのかどうか、EUの公式見解に反するものが全て「偽情報」とされている現状など、情報統制や検閲の実態に踏み込みます。

メディアの偏向報道や、特定の芸能ニュースなどに国民の関心が集中している間に、重要な法案が次々と可決されていることの危険性を訴えます。

「民は愚かで弱い」の違和感

EUでの農民一揆の成功事例などを挙げ、国民が「違和感」を共有し、声を上げることの重要性を説きます。

「緊急事態法」など、政府が国民を管理・統制するための法整備が進められていることに対し、国民が立ち止まって考える必要性を強調します。

著者のメッセージ


著者の堤未果氏は、『デジタル・ファシズム』『日本が売られる』など、これまでも社会の裏側を暴いてきた国際ジャーナリストです。

この本を通して、私たちがメディアから与えられる情報を鵜呑みにせず、自らの「違和感」を大切にし、主体的に情報を収集・分析し、行動することの重要性を訴えかけています。

まとめ


この本は、私たちが日頃感じる「あれ?何かおかしいな」という直感を信じ、その違和感を深掘りすることで、見えにくい形で進む社会の変化や、私たちにとって不利益な政策の裏側にある真実を理解するための手助けとなる一冊です。

そして、その理解が、私たち自身の未来を守るための第一歩となることを示唆しています。

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