債券の基礎知識
債券は、国や地方公共団体、企業などが、投資家から資金を借り入れる際に発行する有価証券です。
投資家は債券を購入することで、発行体にお金を貸し、その見返りとして利息(クーポン)を受け取ります。
そして、満期時には貸したお金(額面金額)が返済されます。
債券の利回り
債券の利回りとは、投資元本に対してどれくらいの収益が得られるかを示す割合です。
利回りの種類はいくつかありますが、一般的に使われるのは「応募者利回り」や「最終利回り」です。
これらは、表面利率(クーポンレート)だけでなく、購入価格や償還までの期間なども考慮して計算されます。
利回りが高いほど、投資家にとって魅力的な収益が見込めますが、その分リスクも高くなる傾向があります。
社債
社債は、企業が資金調達のために発行する債券です。
企業が倒産した場合、社債権者への弁済は株式に優先するため、株式投資よりもリスクが低いとされています。
ただし、企業の信用力によって利回りやリスクは異なります。
国債
国債は、国が発行する債券です。日本の国債は、日本政府が発行しているため、信用リスクが極めて低いとされています。
その分、一般的に利回りは低めに設定されています。
個人向け国債
個人向け国債は、国が個人投資家向けに発行する国債です。
最低金利が保証されており(0.05%)、購入から1年経過すればいつでも中途換金が可能です。
元本割れのリスクがほとんどなく、比較的安全な資産運用として人気があります。
債券のリスク
債券投資には、主に以下のようなリスクがあります。
金利変動リスク
市場金利が上昇すると、既に発行されている債券の価格は下落する傾向があります。
信用リスク(デフォルトリスク)
発行体が経営破綻するなどして、利息の支払いや元本の償還ができなくなるリスクです。
国債は低いですが、社債にはこのリスクが存在します。
流動性リスク
途中で換金したい場合に、買い手が見つからなかったり、希望する価格で売却できなかったりするリスクです。
債券の格付け
債券の格付けとは、格付け機関が発行体の信用力や債券の元利支払い能力を評価し、記号で示したものです。
AAA(トリプルA)が最も信用力が高く、以下、AA、A、BBB…と続きます。格付けが高いほど信用力が高く、リスクが低いと判断されますが、その分利回りは低くなる傾向があります。
投資家は、債券の格付けを参考に、リスクとリターンのバランスを考慮して投資判断を行います。


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