幸運は、必ず朝に訪れる

自己啓発

枡野俊明さんの著書『幸運は必ず朝に訪れる』は、禅の教えに基づき、朝の時間を有効活用することで人生を豊かにする方法を説いています。

1日のはじまりである朝を充実させ、その日1日を整った体の状態で過ごす事は、すなわち幸運を手にする準備をしているのと同じです。

朝の10分は夜の1時間に匹敵する

これは、朝の集中力と生産性の高さを表しています。

朝は脳がクリアで、邪魔が入りにくいため、わずか10分でも夜の1時間分の作業に匹敵するほどの効率で物事を進められるということです。

夜は疲れていたり、誘惑が多かったりするため、同じ時間でも集中しにくい傾向にあります。

人生は1日1日の積み重ねですから、1日をどのような日にするか、その重要なカギを握っている朝こそが、対局的に見れば人生を左右するものです。

寝る前に、心に悩みやわだかまりがあったとしても、体を休めることで、それらが影をひそめ、起きたときには、少なからず心が解放されていると思います。

一言で言えば、心も体もリフレッシュされて、新しくなっているのが、朝という時間なのです。

心身ともに最高のコンディションだと言っても良いでしょう。

朝は、集中力も気力も体力もみなぎっているわけですから、夜とは比較にならない結果になるはずです。

夜1時間以上かかることが、朝なら10分でできてしまうことでしょう。

要するに朝は1番使える時間なのです。

朝にしか自分による自分のための時間を持てない


日中は仕事や家事、育児などで他者や社会のために時間を使うことが多いものです。

しかし、朝はまだ誰も起きていない静かな時間であり、誰にも邪魔されずに自分の好きなことや、本当にやりたいことに集中できる貴重な時間です。

瞑想、読書、勉強など、自分と向き合う時間として最適です。

朝は、身内の不幸や突発的な不測の事態でも起こらなければ、まず外部から連絡が入る事はありません。

ここからも邪魔が入らない、まさに、自分による、自分のための時間が持てるわけです。

自由に使える自分だけの時間は朝にこそあります。

朝が変われば、1日の流れが変わり、生活スタイルが変わります。

それは、間違いなく人生を好転させることや幸運を引き寄せることに直結しています。

踏み出すのは早ければ早いほど良いでしょう。

年間180時間の自分の時間をつくる唯一の方法

毎日朝10分早く起きるだけで、1週間で70分、1ヶ月で約5時間、1年で約60時間もの時間を生み出せます。

もし毎日30分早く起きれば、年間で180時間もの「自分の時間」が生まれる計算になります。

これは、新しいスキルを習得したり、趣味に没頭したりするのに十分な時間です。

30分という時間には、自分を変える、もっと言えば、自分を高める可能性がぎっしり詰まっているのです。

「早起きは三文の得」と言うことわざがありますが、そのメリットは三文どころではありません。

人生の充実度がまるで違ってくるのです。

朝の充実感は、人生の充実感に直結する

朝に何かを成し遂げたり、自分のために時間を使ったりすることで、1日を始める前に達成感や満足感を得られます。

このポジティブな感情は、その日一日をより生産的で、充実したものにする原動力となります。

朝の小さな成功体験が、人生全体の充実感へと繋がるという考え方です。

小さなことを怠ることなく、丁寧に取り扱っていくことこそ、大切なことなのである。

人生を充実させるためには、1滴の水、ひとつまみの土である「1日」を大切にすることが必要なのです。

1日の充実なくして、人生の充実なしです。

「生きる」と言うことに駆け引きは通用しません。

朝をちゃらんぽらんに過ごし、午後から一生懸命ことに当たったとして、その1日が充実したものになるでしょうか。

過ぎ去ってしまった時間を取り戻すこと、やり直すことはできません。

その後、いくら頑張ってもちゃらんぽらんな朝の埋め合わせなどできないのです。

1日の充実感は朝にかかっています。

充実感と言うことをキーワードにして、朝の過ごし方を思い描いてください、そして実践しましょう。

それは必ず人生の充実感につながっていきます。

朝動くから1日の動きが軽やかになる

朝に体を動かしたり、頭を使ったりすることで、体と心が目覚め、活動モードに切り替わります。

これにより、日中の活動もスムーズになり、疲れにくく、軽やかに動けるようになります。

例えば、朝の散歩やストレッチは血行を促進し、心身を活性化させます。

止まっている車輪は動き出すまでに大きな力を必要とします。

しかし動き始めてしまえば、後は自然とスピードも上がり、しっかり轍を刻みながらスムーズに回っていきます。

要するにいつ動き出すかが重要なのです。

「習慣が変われば、人格が変わる。人格が変われば、運命が変わる」この言葉は、米国の哲学者で心理学者でもある、ウィリアム・ジェームズが言った言葉ですが、習慣、人格の変化は、仕事を始めとする物事全般に対する向き合い方の変化をもたらすことでしょう。

朝に体を動かすと言う習慣は、何事に対しても素早く、軽やかに動く自分を作るのです。

そうした習慣の変化は、最終的に運命を変える、と著名な哲学者も太鼓判を押してくれています。

戸惑いも、迷いも無用です。実践しかありません。

空き時間があなたにもたらすもの

空き時間というと、何もせずに過ごす時間と捉えられがちですが、枡野さんはこの時間を有効活用することの重要性を説いています。

ただ漫然と過ごすのではなく、意識的に「空き時間」を作り、それを自分の成長や癒しの時間として使うことで、心にゆとりが生まれ、新しい発想や気づきを得られるとしています。

ぼーっとする時間を持つのはいかがでしょうか?

現代人は始終何かに考えが向かっています。それは不安や悩みだったり、仕事の事だったり、人間関係だったり。

いずれにしても何も考えず、ぼーっとしている時間がないのではないでしょうか。

常に何かを考えていることが、心が渇いたり、疲れたりする原因でもあるのです。

心が潤いと元気を取り戻し、清々しく、穏やかになるためには、ぼーっとする時間が何より大事です。

心の汚れを落とすには、夜より朝がいい

日中に溜まったストレスやネガティブな感情は、夜になるとさらに増幅されがちです。

一方、朝は心がリセットされやすい時間帯です。朝の静けさの中で心を落ち着かせ、瞑想や内省を行うことで、心の「汚れ」を洗い流し、清々しい気持ちで1日を始められると述べています。

現代人は、物や思いを持ちすぎています。

朝、執着やよくと向き合う事は、それらを捨てる最も有効な方法です。

「知足」仏教にこんな言葉があります、文字通り樽を知ると言うことです。

「今のままでありがたい」「これでもう充分」と言う心で生きるのが、まさしく知足の生き方です。

お釈迦様は知足について、「足ることを知る人は、不平不満がなく、いつも心豊かでいられる」とおっしゃっています。

禅が目指すのも、足ることを知る生き方、持ちすぎないシンプルな生活です。

そこに1歩近づくことに、心は豊かになるのです。

その鍵は、朝にあります。

朝の段取りは、人生の段取りに繋がる

朝の時間を計画的に使い、その日のToDoリストを作成したり、優先順位をつけたりすることは、単にその日一日を効率的に過ごすだけでなく、人生全体の目標設定や計画性にも繋がります。

朝の習慣を通して、物事を段取り良く進める力が養われ、それが人生の様々な場面で役立つという考え方です。

何をするにしろ、主体的にそのことに取り組むのが「時間を使う」ということです。

主体を置き忘れて取り組むのが「時間に使われる」ことです。

段取りをつけて、物事に当たると言う事は、主体的に取り組むことであり、その時間を使い切っていることなのです。

あらゆる物事に対して、そうでありたいものです。

そのためには1日をスタートさせる朝が大切です。

時間に追われる朝を、「時間を使う」朝に変える。

それがその後の時間も使い切ること、つまり主体的に取り組むことに直結します。

そして、どの時間も主体的に取り組んでいくのであれば、その連なりである人生も主体的に生きることができるでしょう。

そこに「時間を使い切った」と言う充実感、さらには幸福感があるのは言うまでもありません。

まず、朝10分だけ掃除をする

禅の教えである「作務」に通じる考え方です。朝、たった10分でも掃除をすることで、空間がきれいになるだけでなく、心も整います。

掃除は集中力を高め、心を落ち着かせる効果があります。また、身の回りをきれいにすることは、自分自身を大切にすることにも繋がります。

早子のポイントは、たった1つで、拭くなら拭く、掃くなら掃く、とそのことだけに集中することです。

生活空間をきれいにする、それは心を整える大前提でもあります。

散らかった部屋にいて、心を整えようとしても、できるわけがありません。

朝の掃除はまさに心を整える作業です。これほど朝にふさわしい作業は無いのではありませんか。

玄関を整える

玄関は「気の入り口」と言われ、家の顔ともなる場所です。

「玄」は玄妙なる空間、つまり奥深い心理の世界のことです。

「関」は、その世界に入っていく入り口のことです。

悟りを求め、そのための教えを請う入り口、それが「玄関」とされてきたのです。

玄関をきれいに整頓することで、良い運気が舞い込みやすくなるとされています。

幸運を呼び込みたいのであれば、まず玄関から整えましょう。

また、きれいな玄関は、家族や訪れる人々に良い印象を与え、気持ちの良い1日のスタートを切ることに繋がります。

自然の音を聴く

自然の音、例えば鳥のさえずりや風の音、雨の音などは、心を落ち着かせ、リラックスさせる効果があります。

朝の静かな時間に自然の音に耳を傾けることで、日常の喧騒から離れ、心が癒され、ストレスが軽減されるとされています。

ゆっくりと散歩する

朝の散歩は、心身のリフレッシュに最適です。ゆっくりと歩くことで、頭の中が整理され、新しいアイデアが浮かびやすくなります。

また、日の光を浴びることで体内時計がリセットされ、睡眠の質も向上します。

五感を使いながら自然を感じることで、心が豊かになります。

心のモヤモヤや悩みを解消してくれるだけでなく、苦しみと向き合い、それを乗り越える努力をすることに匹敵するもの、それが散歩です。

どの1日も他の日とは全く違っています。その日だけの光が差し、風が吹き、雲が流れ、雨や雪が降るのです。

そして、その日を感じられるのは、人生でたった1度きりなのです。

長い時間でなくても、朝散歩をすると、その日の光や風や雲を感じることができます。

休日も同じ時間に起きる

休日に寝だめをすると、生活リズムが乱れ、かえって体調を崩すことがあります。

平日に早起きをする習慣を身につけたら、休日もできるだけ同じ時間に起きることで、体内リズムを一定に保ち、心身のバランスを保てます。

できれば、いつもと同じ、遅くても+ 1時間で起きるようにしましょう。

それが休日を変え、ひいては心身ともに爽やかに月曜日の朝を迎えることにつながります。

これにより、休日の時間を有効活用しやすくなります。

休日の「やりたいことリスト」をつくる

休日を漫然と過ごすのではなく、事前に「やりたいことリスト」を作成することで、充実した時間を過ごせます。

これは、朝の段取りと同じく、計画的に行動することの重要性を示しています。

「予定」は行動のモチベーションです。

常にその予定が見えるようにしておくと、実行しようと言う意欲がいっそう高まります。

リストを作ることで、休日の楽しみが増え、結果として心身ともにリフレッシュできるでしょう。

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