小林鷹之さんについて詳しく解説します。
小林鷹之さんは、現在、衆議院議員であり、直近では自由民主党総裁選挙への立候補を正式に表明し、世間の注目を集めています。
経歴と人物像
ニックネーム
「コバホーク」と呼ばれています。
この愛称は、彼自身がSNSアカウントで使い始めたもので、アメリカ滞在中に「ホーク」と呼ばれることが多かったことに由来しています。
一部でダサいと言われることもあるそうですが、広まっているためありがたいと感じているとのことです。
出身と学歴
1974年11月に千葉県で生まれました。
名門の開成中学校・高等学校を経て、東京大学法学部に進学し、国家公務員として大蔵省(現・財務省)に入省しました。
大蔵省入省は1999年で、不祥事の直後であり、当時の国家公務員志望者が減少していた中で、「反骨精神」をもって入省を決めたと語っています。
その後、ハーバード大学のケネディ・スクールに留学し、公共政策学修士号を取得しました。
職務経験
財務省では理財局総務課長などを務め、米国大使館にも勤務しました。
2012年の衆議院初当選以来、議員として実績を積み重ねています。
防衛大臣政務官を経験した後、2021年には初代の経済安全保障担当大臣と内閣府特命担当大臣(科学技術・宇宙政策担当)として初入閣しました。
経済政策に精通し、国際感覚を兼ね備えた実務能力の高い議員として評価されています。
政治家への志望
ワシントン滞在時、日本の政権交代が頻繁に起こり、日米関係の信頼が崩れていく様子を肌で感じたことが、政治の世界に飛び込む大きな危機感と衝動になったと述べています。
当時、野党時代の自民党の谷垣禎一総裁(当時)に対し、10万字を超える手紙を書き、その危機感を切実に訴えたそうです。
世代交代の意識
50歳という年齢について、国会議員の平均年齢から見て「ギリギリ若手」であると認識しています。
彼は、自民党のシステムや人材構成を昭和のシステムから変える必要があり、若い世代や現役世代が中心になっていく「世代交代」が不可欠であると強く訴えています。
総裁選挙と政策の柱
小林さんは昨年の総裁選に続き、今回が2度目の挑戦となります。
掲げる政策
小林さんの政策の柱は「若者や働く世代の応援」と「日本の自立」です。
経済・税制政策
定率減税の実行
働く世代を支援するための具体策として、期限を区切った定率減税(所得税)の実現を強く訴えています。
所得税のあり方
分厚い中間層を支えるような新しい所得税のあり方に挑戦すると述べています。
投資
AIや宇宙開発分野への大胆な投資を掲げています。
社会保険料
現役世代の社会保険料の負担軽減の必要性も訴えています。
安全保障・外国人政策
経済安全保障の強化
経済安全保障担当大臣としての経験を活かし、安全保障と国益を守る政治連携を重視しています。
外国人政策の厳格化
外国人による企業や土地の買収規制を強化するほか、外国人労働者については「適正な受け入れ」としつつ、入国管理の厳格化に取り組む考えを示しています。
防衛費
GDP比2%では到底足りないとし、国家安全保障戦略を早期に改定し、必要な額を積むとしています。
真の自立
「真の意味で自立」し、他国の動向に翻弄されない国、そして世界から「必要とされる国」を目指すビジョンを語っています。
そのために科学技術力を高め、経済・防衛・外交の力を高める循環を作ることが重要であると考えています。
政治姿勢・党改革
実務能力の重視
総理大臣に必要なのは国民的人気よりも「絶対的に実務能力」であると強調しています。
これは、ビジョンや実務能力の有無を巡って小泉進次郎さんと対比されることが多いことに関連しています。
党内改革
自民党の組織を「スピードがあって、オープンで、そして発信力のある組織」に変えたいと訴えています。
政治的立ち位置と論点
保守性
穏健かつ堅実な保守を自認しており、憲法改正(9条への自衛隊明記、緊急事態条項の創設)や敵基地攻撃能力の保持に賛成しています。
また、皇位継承問題については男系維持であると報じられています。
選択的夫婦別姓の導入や女性天皇・女系天皇の創設には反対の立場をとっています。
財務省出身者としての経済観
財務省出身であるため、財政については緊縮財政寄りであるとの見方があります。
ただし、総裁選の会見では「経済は財政に優先する」と述べたことから、積極財政派への接近ではないかという憶測も流れました。
高市早苗氏との関係
政策的には保守の重要論点(憲法改正、外国人対策など)で高市さんと重なる部分があります。
小林さんは2021年の総裁選では高市さんの推薦人の一人でした。
しかし、今回の出馬は保守票が割れ、高市さんが1回目の投票で過半数を取れず、決選投票に持ち込まれる可能性を高めるという見方もあります。
一部では、財務省などが高市さんを阻止するための「高市潰し」の戦略として小林さんを擁立したのではないかという指摘もあります。
旧統一協会との関係
旧統一協会(現・世界平和統一家庭連合)との「ズブズブな関係」が指摘されています。
過去にイベントや記念行事に参加した記録があり、本人は「講演会会員はそれぞれが私人であり、思想信条を一括りに評価するのは難しい」と説明していますが、批判を呼んでいます。
再生可能エネルギー政策
過去に再生可能エネルギー推進の議員連盟の副幹事長を務めていましたが、最近の会見では、太陽光発電(メガソーラー)が限界に来ており、特定国への依存や住民との摩擦があるとして、推進を止めるべきだと主張しました。
この態度の変化は、人気取りのための発言であり、「なんちゃって改革派」ではないかという批判も出ています。


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