伊庭正康さん著書『すべてを手にする人が捨てている41のこと』を参考にしました。
望む人生を手に入れるための近道は「やるべきことを増やす」のではなく「捨てること」から
多くの人は「成功したければもっと努力する」「もっとスキルを身につける」と考えがちですが、著者は逆のアプローチを勧めています。
人は限られた時間とエネルギーの中で生きているため、何かを増やせば必ず他のことを犠牲にしなければなりません。
だからこそ「足す」よりも「減らす」ことが重要です。
無駄な習慣や不要なこだわりを捨てることで、本当に大切なことに集中できるようになります。
望む人生を手に入れる近道は、やみくもに努力を重ねるのではなく、まず「不要なものを削ぎ落とす」ことなのです。
いつものやり方を捨てる
人はどうしても「慣れたやり方」「これまでうまくいった方法」に固執しがちです。
しかし、そのやり方は今の状況や未来においても最適とは限りません。
むしろ変化の激しい時代においては、過去のやり方にとらわれることが成長を妨げる要因になります。
常に新しい手法や考え方を試す姿勢を持つことで、自分の可能性を広げることができます。
「いつものやり方」を捨てるとは、過去の成功体験を否定することではなく、それに依存せず柔軟に変化に対応していく姿勢を意味します。
やらない理由探しをしない
人は新しい挑戦や行動を前にすると「忙しいから」「失敗するかもしれない」「今の自分には早すぎる」といった理由を探して行動を先延ばしにしがちです。
こうした「やらない理由探し」は、自分を守る心理から生まれる一方で、可能性を閉ざす最大の要因になります。
本当に成功している人は、やる前からできない理由を考えるのではなく、「どうすればできるか」に意識を切り替えています。
「やらない理由」を捨てることは、言い訳から解放され、行動力を高める第一歩になります。
あれもこれもと欲張らない
現代は情報があふれており、「これもやった方がいい」「あれも必要だ」と気づけばたくさんのことを抱え込んでしまいます。
しかし、エネルギーは有限です。
あれこれ手を出して中途半端になるよりも、優先順位を明確にして一点集中するほうが成果は大きくなります。
「欲張らない」とは、やりたいことを諦めるのではなく、「本当に自分に必要なものを選び取る」勇気を持つことです。
結果的に、シンプルな選択が心の余裕を生み、人生の質を高めます。
コンプレックスを克服しようとする努力をやめる
人は誰しも外見や能力、経歴などにコンプレックスを抱えています。
そして、それを「克服しなければならない」と思い込むことが、苦しみを増幅させる原因になります。
著者は「コンプレックスを無理に克服しようとする必要はない」と説きます。
なぜなら、欠点を埋める努力は尽きることがなく、永遠に「足りない自分」を追い続けてしまうからです。
それよりも、コンプレックスを受け入れ、他の強みを伸ばす方が人生は豊かになります。
自分の短所を無理に変えるのではなく、長所を際立たせることで、むしろコンプレックスは個性や魅力に変わるのです。
椅子に座って仕事をするという常識を捨てる
「仕事は机に向かって椅子に座って行うもの」という常識は、現代の働き方においてはすでに通用しなくなっています。
立って作業するスタンディングデスク、カフェやコワーキングスペースでの仕事、あるいは移動中や散歩しながら考えるといった形も効率を高める手段です。
環境を変えることで発想は広がり、集中力も回復します。
椅子に座ることに縛られず、自由なスタイルで仕事を進めることで、より柔軟で創造的な働き方が可能になります。
雇われ意識をやめる
「雇われているから言われたことだけをやる」という意識では、自分の成長や成果を最大化することはできません。
たとえ会社員であっても、自分の仕事にオーナーシップを持ち、主体的に取り組む姿勢が重要です。
雇われ意識を手放せば、受け身ではなく能動的に動けるようになり、結果として評価や信頼も高まります。
自分の仕事を「自分のビジネス」と捉えることで、やりがいも大きくなります。
仕事と遊びの境目をなくす
「仕事は我慢、遊びは楽しみ」という区別をなくすことが、充実した生き方につながります。
遊びのようにワクワクする気持ちで仕事に向かえば、創造性が発揮され、自然と成果も高まります。
逆に遊びの中にも学びや仕事に役立つヒントは多くあります。
境目をなくし、どちらも「人生を楽しむ活動」として一体化させることで、心の負担は軽くなり、毎日が充実します。
過去の話をしない
過去の栄光や失敗に縛られて生きると、成長は止まってしまいます。
「あの頃は良かった」「あの失敗のせいで…」と語り続けることは、未来への行動を妨げます。
大切なのは、過去を教訓として生かしつつも、常に「今」と「未来」に意識を向けることです。
過去の話をやめることで、今の自分に集中し、前向きに進む力を手にできます。
難しそうという思い込みをやめる
新しい挑戦を前に「難しそうだから自分には無理だ」と思い込むことは、行動を止める大きな壁になります。
実際にやってみれば、思ったよりも簡単に進められることは多いものです。
大切なのは「難しい」と決めつけず、小さく試してみる姿勢です。
思い込みを捨てることで挑戦へのハードルは下がり、行動量が増え、成果にもつながります。
執着をやめる
人間関係や過去の失敗、地位や物などに執着すると、心が重くなり前に進めなくなります。
執着とは「手放せばもっと楽になるのに、しがみついてしまうもの」です。
執着をやめることは、諦めることではなく、自由を取り戻すことです。
新しい出会いや機会を受け入れる余白をつくるためにも、執着を手放す勇気が必要です。
ポイントカードをやめる
ポイントを貯めることにこだわりすぎると、行動や買い物が「お得かどうか」に縛られてしまいます。
これは一見合理的に思えて、実は時間や労力を奪う行為です。
本当に必要なものをシンプルに選び取るほうが、結果的に豊かさにつながります。
小さな得を積み上げることよりも、自分の大きな価値を生み出すことにエネルギーを注ぐことが大切です。
1円でも安くをやめる
最安値を探すために時間や労力をかけることは、実は大きな損失につながります。
人間にとって一番大切なのは「時間」であり、それを浪費してまで数円を節約することは本末転倒です。
「安さ」ではなく「価値」で判断することが、豊かな人生をつくるポイントです。
時間とエネルギーを守るためにも、必要以上に安さを追いかけることをやめるべきです。
時間に余裕を持って行動する
いつもギリギリで動いていると、焦りやストレスが増え、ミスも多くなります。
時間に余裕を持って行動することで、落ち着いた判断ができ、相手への配慮も生まれます。
余裕を持つことは効率を下げるどころか、むしろ成果を高める要因になります。
予定を詰め込みすぎず、常に「少し早め」を意識することが、人生にゆとりと安心感を与えてくれます。
失敗を恐れない
失敗を恐れるあまり挑戦を避けてしまうと、成長の機会を逃してしまいます。
失敗は避けるべきものではなく、むしろ学びの宝庫です。
失敗を恐れずに行動すれば、経験値が増え、成功する確率も高まります。
成功している人ほど、失敗の数も多いのです。「失敗しても大丈夫」と思えることが、挑戦するエネルギーを与えてくれます。
人の顔色を気にしない
人の目や評価を気にしてばかりいると、自分の人生を生きることができなくなります。
他人の基準で生きるのではなく、自分の価値観や判断を大切にすることが、本当の自由を生み出します。
顔色を気にせず、自分の思いや意見を大切にすることで、人間関係もより健全になります。
将来の不安を捨てる
「この先どうなるのだろう」と将来を不安に思いすぎると、今の行動が止まってしまいます。
将来は誰にも予測できないものだからこそ、不安にとらわれるのではなく「今できること」に集中することが重要です。
未来の不安を手放し、今日の行動に全力を注ぐことで、結果的に望む未来をつくり出すことができます。
まとめ
これらに共通するのは、「とらわれから自由になる」ということです。
椅子に座って働くという常識、雇われ意識、仕事と遊びの境界、過去や失敗への執着、人の顔色や将来の不安──どれも私たちを縛り、可能性を狭める要因です。
それらを手放すことで、心と行動が軽くなり、本当に大切なことに集中できるようになります。
豊かさや成功は、何かを足すよりも、むしろ「余計なものを捨てる」ことで得られるのです。


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