主要株価指数の動き
最近の米国株式市場の動きは、主要指数が全体として小動きの展開でした。
S&P 500は0.00%と、横ばいで引けました。
ダウ平均は0.47%の上昇となりました。
これは、決算が好調だった銘柄(コカ・コーラ、3M、GMなど)に支えられた結果です。
ナスダックは0.16%の下落と、こちらも小幅な動きでした。
ラッセル 2000は0.49%の下落でした。
市場のボラティリティを示すVIX指数は17.88と低下し、投資家心理を示すFear & Greed Indexは29(Extreme Fearに近いFear)を示しています。
市場を動かす主な要因
好調な企業決算が市場をサポート
現在、企業決算が次々と発表されていますが、全体的に非常に良い進捗を見せています。
3M(7.6%上昇)、GM(約15%上昇)、コカ・コーラ(4%上昇)、GE、ノースロップ・グラマン、RTXなどは利益見通しを引き上げました。
これらの好決算は、消費の衰えが起きていないことを示唆しています。
多くの企業経営者が意図的にガイダンスを低く抑え、予想を上回る結果を出すサプライズ戦略をとっている可能性も指摘されています。
政治的な不透明感と調整の動き
トランプ大統領が米中首脳会談が実現しないかもしれないと発言したことで、市場には冷や水が浴びせられ、株価の上昇が抑えられました。
この曖昧な発言は、世界中のトレーダーを翻弄し、意図的に相場をコントロールしようとする戦略の一環と見られています。
また、ハイテク株は伸び悩み、景気敏感株やディフェンシブ銘柄が強さを見せるという市場内部での二極化が進んでおり、相場が息切れ局面に入りつつあるサインだと指摘されています。
個別銘柄の動き
Netflixは、時間外取引で5.24%から6.1%下落しました。ブラジルでの税務紛争コストが影響し、営業利益率が予想を下回ったことが原因です。
植物由来の代替肉を製造するビヨンド・ミートは、1日で146%上昇し、ミーム株化している可能性が指摘されています。
テスラは、イーロン・マスク氏の報酬問題に反対する活動が起きるなど、逆風に直面しています。
今後の見通しと注目点
季節要因による期待
歴史的に見て、11月と12月は株式、特にテクノロジー株に有利な月であり、「サンタラリー」と呼ばれる上昇期が予想されています。
金利とリスク資産
長期金利は低下傾向にあり、投資家は景気減速を先読みして債券購入に走っている兆候が見られます。
また、金(ゴールド)が12年ぶりの大幅安となる急落を記録しましたが、これはドル高や、これまでの急騰による加熱の反動(利益確定売り)によるものであり、健全な調整だと見られています。
潜在的なリスク
地方銀行(地銀)のCEOから、プライベートクレジット市場に黄色信号が出ているとの警告もありました。
これは、銀行を介さない直接融資市場であり、リスクが顕在化するとシステムの歪みにつながる可能性があるため、注意が必要です。
また、一部では、現在の調整を「押し目買いの好機」と見る見方と、「サイクルの変わり目」と見る見方が混在しており、投資家は次の大きな流れを見極めている段階にあると言えます。
- SOXL 41.510 -1.73% 日足RSI59.757
- TECL 131.02 +0.25% 日足RSI59.236


コメント