物欲との付き合い方

学び

物欲(物に対する欲望)は、生きていくための基本的な欲求である食欲や睡眠欲、性欲とは少し異なるものとして分類されています。

物欲には、お金に関する金銭欲も含まれます。

ミナミAアシュタールさんの動画を参考にしています。

物欲の起源と社会システム

モノを欲しがることは必ずしも悪いことではなく、必要なものがあれば欲するのは当然のことです。

しかし、物欲や金銭欲は、本能的な欲求ではなく、ピラミッド社会のシステムの産物であると説明されています。

この社会システムは、人々の思考を操作し、物欲を煽り立てることで、彼らにモノを持たせたくて仕方がない状態を作り出しています。

人々は、本当にそれが良いのか疑問に思うようなものでも欲しがったり、大きな車や家、あるいは他者が持っていないような高価なブランド品などを欲しがります。

この欲望の根底にあるのは、競争意識です。

人よりも良いものを持つことで「私はすごいでしょう」というアイデンティティを持ちたい、という感情です。

この物欲は、突き詰めると承認欲求につながります。

すなわち、人よりもすごいものを持つことで「すごいね」と賞賛されたい、または良いものをたくさん持つことで自分自身が特別である(社会的承認)と感じたい、という欲求です。

承認欲求に基づく物欲の問題点

承認欲求に基づいた物欲はキリがありません。

人々は、目の前にぶら下げられたキリのないものを追いかけ、一生懸命働き続け、時には体を壊してしまうことさえあります。

また、物欲に関して、社会は「良いものを持ちなさい」という資本主義的な価値観と、「精神性を高めるには物を欲しがってはいけない」という宗教的な概念という、相反する二つの価値観(刷り込み)に人々を放り込み、思考停止に陥らせています。

健全な欲求とセルフイメージ

物欲を健全な形で満たすには、「本当に欲しいものだけを買う」ことが重要です。

そうすれば、多額のお金や過度な労力を必要としなくなります。

ものを買う際、人々は最も好きで、最も高い(または価値がある)「一番」のものを選ぶのを躊躇し、2番目や3番目のものを選びがちです。

しかし、2番目や3番目のものを選んでも、心から納得できず、結局満足感が得られません。

結果として、すぐに飽きて別のものが欲しくなり、さらにお金を使うことになってしまうのです。

一番好きなものを選べない主な理由は、セルフイメージが低いことにあります。

「自分程度の人間に、一番好きなものを選ぶ資格はない」「選んじゃいけない」と思い込んでしまうのです。

セルフイメージを上げ、自分自身を大切にできるようになると、承認欲求から生じるブランド物や着飾りたいという欲求はなくなっていきます。

セルフイメージが低い人が物欲に走るのは、他者からの承認を得るためにアイデンティティを外側に求めている状態だといえます。

満足とシンプルさ

本当に心から欲しいと思うものを選ぶと、それに満足できるため、他のものを欲しがらなくなります。

満足できるものを大事に使うようになり、ものに溢れることもなくなります。

ものを購入する前に、それが本当に心から欲しいものなのか、あるいは単に人から羨ましがられたいという気持ち(承認欲求)から来ているのかをチェックすることが推奨されています。

物もエネルギーであるため、本当に気に入ったもの、自分の生活における「大切なパートナー」のように考えられるものは、より輝いて感じられ、そのものとの交流を通じて満足感が得られます。

自分のエネルギーの枯渇を埋めるために物を購入し続けると、家の中が散らかり、結局は捨てなければならない状況になりますが、物を捨てたところで、心の枯渇が解消されるわけではないため、また別のものが欲しくなるという悪循環に陥ります。

満足できた結果、シンプルになるのであり、物を捨てる行為がシンプルさを生むわけではありません。

心から満足できる状態になれば、そんなに多くのものは必要なくなります。

物欲、欲望というものは当たり前の話であり、欲を止めることは生きる意欲をもなくしてしまうため、絶対にいけません。

重要なのは、自分が欲しがっているものが、本当に心から望むものなのかどうかを見極めることです。

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