
1月22日の米国株式市場は、主要3指数が揃って上昇し、リスクオン(強気)の姿勢が強まった一日となりました。
特に地政学リスクの減退や堅調な経済指標が相場を支えました。
米国株式市場の主要動向

1月22日の市場は、前日の懸念が和らいだことで買い戻しが優勢となりました。
主要指数の終値
- ダウ平均: 0.6%上昇
- S&P 500: 0.55%上昇
- ナスダック: 0.9%上昇(21日・50日移動平均線を回復)
- ラッセル2000: 0.7%上昇し、史上最高値を更新
「グリーンランド・リスク」の交代
トランプ大統領がグリーンランド買収を巡る強硬姿勢を和らげ、欧州諸国への関税威嚇を撤回したことで、貿易摩擦への警戒感が一気に緩みました。
これにより、安心感による「押し目買い」が勢いづきました。
堅調な経済指標
PCE(個人消費支出)価格指数
11月分が前年比2.8%上昇と予想通りで、インフレの落ち着きを示しました。
GDP成長率
第3四半期の確定値が4.4%増加に上方修正され、米経済の底堅さが証明されました。
失業保険申請件数
20万件と予想を下回り、雇用市場が想定ほど悪化していないことが確認されました。
個別銘柄・セクターの動き
ハイテク株を中心に強い動きが見られた一方、決算内容によって明暗が分かれました。
テスラ (TSLA)
約4%急騰。
テキサス州で安全監視員なしの「ロボタクシー」運行を開始したというニュースが好感されました。
インテル (INTC)
決算の実績は予想を上回りましたが、第1四半期の見通し(ガイダンス)が弱かったため、時間外取引で10%超急落しました。
メガテック株
メタ(5%超上昇)、アマゾン、マイクロソフト、エヌビディアなどが揃って買われ、市場を牽引しました。
エネルギー・コモディティ
記録的な寒波の影響で、天然ガス関連株やETFが急騰しました。
また、金先物が1オンス4,930ドルを超え、史上最高値を更新しています。
SpaceXのIPO観測
SpaceXが大手投資銀行4社を主幹事に起用し、早ければ年内にも超大型IPOを実施する準備を進めていると報じられ、大きな話題となりました。
ビットコイン

ビットコインは、好調な株式市場に比べてやや出遅れている状態です。
価格水準
1月22日時点で約8万9,000ドルから9万ドル近辺で揉み合う展開が続いています。
上値を抑える要因
クラリティ法案(暗号資産規制法案)への不透明感や、上院での審議延期の可能性が重石となっています。
直近で約7億ドルのETF資金流出が見られ、短期的な売り圧力となりました。
今後の見通し
株式や金が最高値を更新する中で「割安」との見方もありますが、当面は底固めが続くか、法案の動向を注視する局面となっています。


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