飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸
飽和脂肪酸
飽和脂肪酸は酸素がくっつく場所がない油のことです。酸化しにくい油です。
具体的には、バターやラード、ココナッツオイルなどです。
短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸
油は分子の長さでも分けられます。C2、C4は短鎖脂肪酸で、C6、C8、C10、C12までの分子の長さが中鎖脂肪酸です。
短鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸は分子が短く、代謝がしやすい油です。身体の中でエネルギーに変換されて、代謝されるまでが短い油です。
短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸は基本的に飽和脂肪酸に分類されます。
不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は飽和していない油で、酸素がくっつきやすい油です。酸化しやすい油になります。
長鎖脂肪酸
分子の長さC14、C16、C18、C20、C22が長鎖脂肪酸です。
長鎖脂肪酸は代謝されるまでに時間がかかる分子の長さが長い油です。一般的に油で太るといわれている方はこちらの長鎖脂肪酸の油になります。
油のカロリーは1g、9kcalと決まっているんです。
不飽和脂肪酸は基本的に長鎖脂肪酸となります。
一般的に身体によくない油とされているサラダ油、キャノーラ油などは分子が長い長鎖脂肪酸になります。
一価不飽和脂肪酸、オメガ9脂肪酸
一価不飽和脂肪酸は分子の中で一箇所だけ空きがある不飽和脂肪酸で、酸化しにくい油です。物によってはかなり酸化しにくく、飽和脂肪酸に近い油もあるんです。
実から採れた油は一価不飽和脂肪酸であることが多いです。
オメガ9脂肪酸
オメガ9脂肪酸はオレイン酸を多く含む一価不飽和脂肪酸です。
オリーブオイル、アボカドオイル、マカダミアオイル、などです。これらは酸化しにくい油です。
多価不飽和脂肪酸、オメガ6、オメガ3脂肪酸
多価不飽和脂肪酸は分子構造にたくさん空きがある不飽和脂肪酸で、酸化しやすい油です。
種から抽出された油はほぼ、多価不飽和脂肪酸になります。具体的には、パーム油、ごま、大豆、亜麻仁油、とうもろこし、米油です。これらは非常に酸化しやすいオイルになります。つまり、種から採れたオイルは避けるべきオイルとなります。ただ成分的に全て多価不飽和脂肪酸ではなくその割合が大きいっていうだけです。
オメガ6脂肪酸
オメガ6脂肪酸はリノール酸を多く含む、多価不飽和脂肪酸です。
紅花油、コーン油、大豆油などです。
オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸はαリノレン酸、DHA、EPAが多く含む、多価不飽和脂肪酸です。
亜麻仁油や青魚の油などです。
亜麻仁油やフィッシュオイルは光沢剤、ペンキや絵の具として使われてきました。床のワックスのベースは亜麻仁油なんです。不飽和脂肪酸の中でも最も不安定で、酸化しやすく、非常に乾きやすい性質があります。
すぐに酸化して硬化します。過酸化脂質。身体の中で起こると酸化して固まるんです。身体の中の細胞の働きを弱めてしまいます。エネルギー代謝が落ちて生体電流も落ちます。
お肉の油
牛肉や豚肉、鶏肉などは飼育環境に強く影響します。食べてる飼料の質によります。
中でも牛肉は飽和脂肪酸の割合が多く、酸化しにくいんです。豚肉、鶏肉は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の割合がざっくりと同じくらいです。
ただ、基本的にはお肉は飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸で構成されています。
畜産の牛は、短期間で太らせるために、とうもろこしなどの穀物系の飼料に、大豆油などのオメガ6系の不飽和脂肪酸の油を混ぜて食べさせます。これはオメガ6系の不飽和脂肪酸で長鎖脂肪酸の油は代謝が落ちて太りやすくなるためなんです。そうすると、収量が増えてたくさん出荷できるんです。
グラスフェッドの牛は基本的に草しか食べないので、脂は少なく赤身が多くなるんです。
熊さんは冬眠の前に大量に鮭を食べます。魚の油はオメガ3脂肪酸で太りやすいので、熊さんは敢えて太り、冬に備えます。冬眠から目覚めると熊さんは代謝を上げるため糖を求めて、はちみつや果物を食べるんです。
過酸化脂質
亜麻仁油やフィッシュオイルなどのオメガ3、オメガ6脂肪酸は酸化しやすい上に、体内で過酸化脂質という身体に悪い物質に変化します。体内の脂質が酸化して過酸化脂質になります。
過酸化脂質は生理痛などの原因と言われているので、健康のためにオメガ3脂肪酸の油を摂っていたら、逆効果だった可能性が高いんです。
過酸化脂質は脂肪細胞に蓄積されて、身体に悪さをします。とくに男性の方は体臭の原因になるので、油選びは重要です。あなたの身体が臭いのは油が原因かもしれません。油を変えれば体臭の悩みは解決するかもしれません。
過酸化脂質は体質的に出来やすい人と出来にくい人がいます。出来やすい人は汗として出されて体臭になります。裏返すと、汗で出て体臭がきつくなる人は解毒力が強いってことになるんです。解毒力が弱い人は皮膚疾患だったり喘息だったりで体外に出そうとするんです。
加齢臭は加齢によってエネルギー代謝が落ちて、長い間蓄積された過酸化脂質が溜まって加齢臭となります。代謝不良ともいえます。良質な油に変える事で改善が期待できます。
オメガ3、オメガ6脂肪酸が不調の原因か
- 体重増加
- 脳機能、肺機能にダメージ
- 動脈硬化、糖尿病
- 体臭
- 怪我の治りが遅くなる
その他様々な症状で身体に現れます。とくに女性は排卵と生理があるので、注意が必要です。排卵も生理で脂肪の中の毒を出そうとします。それが生理痛などの症状として現れます。
魚の油はあくまで魚に適した油なんです。魚は水の中で生活してるので、飽和脂肪酸だと固まってしまうんです。だから魚の油は不飽和脂肪酸なんです。
気をつけてもらいたいのが、健康のために魚を食べるのはよくありません。魚は嗜好品として扱い、なるべく質のいい魚を食べましょう。
食べ過ぎた炭水化物
余分な炭水化物は中性脂肪になります。中性脂肪は飽和脂肪酸なんです。飽和脂肪酸は身体の中でも作られます。つまり質のいい油が作られるんです。不飽和脂肪酸は体内では生成されません。
終わりに
結局どの油がいいのか。酸化しにくい油を摂ります。飽和脂肪酸のココナッツオイル、一価不飽和脂肪酸のマカダミアオイルあたりが身体にいい油といえます。他にはバターやラードなどの動物性の飽和脂肪酸の油が良しとされているようです。魚は嗜好品として食べる。健康目的で食べてはいけないんです。
オリーブオイルは粗悪なものが多いので質のいいものを選びましょう。

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