片付けの効果

自己啓発

片付けを行うことによって得られる効果は、単に部屋がきれいになるという物理的な変化にとどまらず、人生、健康、精神状態、運気に至るまで多岐にわたり、劇的な変化をもたらすことが分かっています。

以下に、片付けの効果について詳しく解説します。

精神的・心理的な効果

脳の疲労軽減と集中力の向上

私たちは1日に約6万回の思考を繰り返しており、その約8割は視覚によって引き起こされます。

部屋の中がごちゃごちゃと散らかっている状態では、多くの物が視界に入り、「片付けなければならない」という思考が何度も湧き上がり、脳の疲労を生み出します。

断捨離により部屋をすっきりさせることで、思考の回数が減り、イライラが減少し、脳の疲労が軽減されることにつながります。

また、片付けの途中で脱線し、再び集中に戻るという繰り返しは瞑想と同じ効果があり、集中力を高める前頭葉が活性化します。

散らかった部屋はコルチゾール(ストレスホルモン)を分泌させ、これが慢性的に高いと脳の海馬(感情をコントロールする部分)が物理的に小さくなり、不安やうつにつながる可能性があります。

片付けはこのコルチゾール濃度を下げ、メンタルを強くする効果があります。

自己肯定感と心の安定

片付けを終えてきれいになった部屋を見ると、「自分は片付けができる人間だ」という達成感や、自分を認める感情が湧き、自己肯定感が向上します。

床を磨く、拭き掃除や掃き掃除といった繰り返しの作業は、同じリズムで筋肉を動かし、セロトニン(幸福感や心の安定感を増す物質)の分泌を促します。

環境が乱れていると心も乱れるという「ブロークン・ウィンドウ理論」にもあるように、乱れた部屋は人間をダメにし、精神を不安定にさせますが、部屋を整えることで心も健やかに保たれます。

執着からの解放と悩みの軽減

片付けは、物と向き合い、自分との対話を繰り返すことで、「これは本当に必要だろうか」「何に執着しているのだろうか」という問いかけを自分自身に行う時間です。

仏教では、悩みのほとんどは「執着」が原因とされますが、不要なものを手放す練習をすることで、過去への執着を手放すことが容易になり、悩みやイライラが減ります。

過去の物を取っておく行為は、過去に思いを留めることになり、仏教では「過去への執着は病気の元」とも言われています。

健康と自律神経への効果

片付け(断捨離)は、自律神経の安定と健康に直結すると考えられています。

物が多すぎたり、ごちゃごちゃしている環境は、日常生活で常に「迷い」を生じさせ、これが自律神経を乱す最大の要因となります。

物を減らし、選択肢を減らすことが自律神経の安定につながります。

部屋が片付き整った状態は、視覚から入る情報を通じて瞬時に自律神経を安定させる効果があります。

きれいな部屋で眠ることは睡眠の質を高め、食欲ホルモンと満腹ホルモンの分泌を正常化し、無理なくダイエットできる体質づくりを助けます。

ホコリやダニの糞などのアレルギー物質を除去できるため、身体的な健康にも良い影響があります。

運気、金運、人生への影響

運気の流れとスペースの創出

「8割手放すと目に見える景色が変わってくる」と言われ、実行された結果、実際に人生が変わる現象が起きています。

片付けの極意の一つは「床面積を広げる」ことです。

床は「自分自身」であり、物がなくなり床面積が広がることで、「本当の自分」が出てきます。

家が物でいっぱいだと、それは「自由度の低い空間に自らを追い込んでいる」ことになり、運気やチャンスが入る余地がありません。

断捨離は、要らないものを「吐き出す」行為であり、運(流れ、新陳代謝)を呼び込むために必要なステップです。

玄関は良い運気が入る入口であり、水回りは悪い運気が出ていく場所であるため、これらをきれいに保つことは流れを作る上で重要です。

クローゼット(洋服の場所)の片付けは人間関係や恋愛運を映す鏡とされ、パンパンに詰まっていると良い出会いが入る余地がないとされています。

本棚の片付けは仕事運や勉強運を映す鏡とされています。

臨時収入と前倒しの法則

全力で片付けを振り切った人は、リターン(結果)が早く、人生が変わる現象を体験しています。

片付けを始めた直後、仕事の依頼が戻ってきたり、予期せぬ収入があったりする現象は、「前倒しの法則」と呼ばれています。

これは「こいつは絶対にやり遂げる」と決めた人に対し、上から面白い現象を見せてくれるものです。

不要なものを捨てる際に心が痛むことで、物を買うことに慎重になり、無駄な買い物が減り、お金が貯まる効果があります。

スピード感と人生の転換

片付けにおいて、毎日少しずつダラダラやるのではなく、「スピード重視」で一気に終わらせることが大切です。

神様はスピード感を持ってやっている人が大好きであり、一瞬で終わらせた人ほど面白い自己報告(効果)が多く寄せられています。

片付けを諦めることは、人生を諦めることと同義であると見なされています。

物と向き合い、一つ一つ手放していくことで、人生に希望を持てるようになります。

片付けの行為自体の訓練的な効果

片付けは、自身の持つ「キャパシティ(時間、空間、エネルギー)」に見合う量に物を絞る「引き算」の行為であり、キャパオーバーを防ぐことに繋がります。

物が感情や意志を持たない**物との関係の問い直しを行うことは、感情や意志を持つ人間関係の問い直し(セルフカウンセリング)の訓練にもなります。

「とりあえず」で物を手に入れてため込んだ自分を乗り越えるためには、「とにかく」捨てるという行動が重要です。

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