フレイルとは、健康な状態と要介護状態(寝たきりなど)の中間に位置する「身体的虚弱状態」のことを指します。
具体的には、加齢に伴って体力や筋力が落ち、活動量が減ることで、気力までもが衰えていく状態です。
放置すると寝たきりになる可能性が高い「非常に危険なサイン」ですが、早めに対策をすることで予防や改善が可能です。
フレイルを予防するためのポイントを、食事習慣を中心に詳しく解説します。
中年期(40代〜60代)からの習慣が鍵
フレイル予防で最も重要なのは、40代からの食習慣を見直すことです。
影響の大きさ
25歳から44歳までの若年期に多少の不摂生やダイエット(食事抜き)をしていても、老後のフレイルリスクにはそれほど大きく影響しないという研究結果があります。
40歳の壁
40歳を過ぎると体の衰えが加速するため、この時期(中年期:45〜64歳)の食生活が老後の健康状態を左右します。
中年期に食事を抜く習慣があると、老後に食事を戻してもフレイルになる確率が非常に高くなってしまいます。
「1日3食」しっかり食べる
フレイル予防において、食事の内容(カロリーなど)以上に重要なのが「食事の回数」です。
1日1食の危険性
1日1食の習慣は、フレイルのリスクを劇的に高めます。
理想は1日3食
規則正しく1日3食を摂取することが、将来の寝たきりリスクを減らすための基本となります。
制限しすぎない
極端な糖質制限や脂質制限、過度なカロリー制限はエネルギー不足を招き、代謝や筋肉量の維持に悪影響を及ぼすため注意が必要です。
「食べられる体」を作っておく
高齢になって食が細くなってから食べる量を増やすのは、気力的にも肉体的にも非常に困難です。
消化・代謝能力の維持
中年期のうちから、しっかりと3食を食べられる胃腸と代謝能力を作っておくことが、老後の大きな差に繋がります。
朝食の重要性
回数だけでなく、朝食を抜かずにエネルギーを補給することも、代謝を維持する上で大切です。
手遅れだと思わず、今日から始める
研究データでは「老年期になってから食事を増やしても手遅れ」とされる場合もありますが、実際には何歳から始めても体は変化します。
70代・80代からの改善
80代の方でも、食事を見直すことで食べる量が増え、顔色が若々しくなり、体が引き締まるなどの変化が見られたケースもあります。
早めの見直し
回復のスピードは若いほど早いため、「今日が一番若い日」という意識で、一刻も早く食生活を整えることが推奨されます。
注意点とアドバイス
急に食事量を増やそうとして無理に食べると、胃腸に負担がかかり不調を招くことがあります。
まずは自分の今の状態を知り、無理のない範囲で3食食べる習慣を身につけることが大切です。


コメント