遠藤忠夫さん著『斎藤一人 20年間の教え』を参考にしました。
この本は、実業家・斎藤一人さんのもとで20年間学び続けた著者・遠藤忠夫さんが、実際の体験を通して得た「幸せと成功の法則」をまとめた一冊です。
斎藤一人さんの教えの根底には、「心の在り方がすべての現実をつくる」という思想があります。
天国言葉と地獄言葉
斎藤一人さんの代表的な教えのひとつが、「言葉が人生をつくる」というものです。
言葉には“波動”があり、発する言葉がそのまま現実を引き寄せます。
「天国言葉」とは、聞くだけで心が明るく、波動が高まる言葉です。
たとえば、
「愛してます」「ついてる」「うれしい」「楽しい」「感謝してます」「幸せ」「ありがとう」「ゆるします」
これらの言葉を日常的に使うことで、心が前向きになり、良い出来事が次々と起こります。
一方で、「地獄言葉」と呼ばれるのは、波動を下げる否定的な言葉です。
「疲れた」「ムカつく」「最悪」「どうせ無理」「つまらない」「いやだ」「バカ」「むずかしい」
これらの言葉を使うと、自分の心が暗くなり、同じような出来事を引き寄せてしまいます。
一人さんは、「言葉は人生のハンドル」と言います。
ポジティブな言葉を使うことは、運命を良い方向へと舵を切ること。
つまり、天国言葉を使い続ける人は、自然と天国のような現実を生きることになるのです。
人生という旅の目的
斎藤一人さんは、人生を「魂の成長の旅」だと捉えています。
私たちはこの世に“学び”を得るために生まれてきており、成功や失敗、喜びや苦しみもすべて魂を磨くための出来事です。
人は困難を通して優しさを学び、悲しみを通して思いやりを知り、愛を深めていきます。
だから、どんなことが起きても「これは自分の魂が成長するために起きている」と受け止めることが大切です。
また、この旅の最終目的は「愛のある人間になること」。
誰かを責めるよりも、許し、感謝できる心を育てることが、人生という旅の本当のゴールです。
斎藤一人さんは、「この世は修行の場ではなく、喜びながら学ぶ場」だと語ります。
悲観するのではなく、「今日も魂を磨く日だ」と思って生きることが、幸せな旅の秘訣です。
役割をまっとうする
一人さんは「人にはそれぞれ役割がある」と説きます。
親として、子として、仕事人として、友人として─その時々に果たすべき役目があります。
その役割は、他人と比べて決まるものではなく、「自分の魂が選んだ学びのテーマ」に基づいています。
だから、他人の役割を羨む必要はありません。
たとえ小さな仕事でも、真心を込めて果たすことで、宇宙の流れはあなたを応援します。
また、役割を果たすときに大事なのは「楽しんでやる」こと。
嫌々やるのではなく、「どうすれば楽しくできるか?」と考える。
笑顔で自分の役を演じる人は、人生という舞台で光り輝く存在になります。
他人と比べない
一人さんは、「比べた瞬間に不幸が始まる」と言います。
人は本来、それぞれ違う個性と使命を持って生まれてきているため、比べること自体が間違いなのです。
他人と比べることで、「自分は劣っている」「あの人ばかり得をしている」という思考が生まれます。
しかし、そうした考えは心の波動を下げ、せっかくの才能を曇らせてしまいます。
比べるべき相手は他人ではなく、「昨日の自分」。
昨日より少しでも笑顔でいられたら、それでいい。
昨日より少しでも優しくなれたら、それで十分。
成長とは、競争ではなく、自分を少しずつ磨いていく過程なのです。
他人を羨む代わりに、「あの人はあの人で立派」「自分は自分で素晴らしい」と認め合う。
そうすれば、心に穏やかさが戻り、自然と幸せが増えていきます。
人は今のままで幸せ
斎藤一人さんは、「人は幸せになるために努力する必要はない。もともと幸せな存在なんだ」と語ります。
幸せとは、外側から得るものではなく、内側にすでにあるもの。
「もっとお金があれば」「もっと評価されれば」と思う心は、幸せを遠ざけます。
なぜなら、幸せの基準を“未来”や“他人”に預けてしまうからです。
一人さんは、「今、呼吸できているだけで幸せ」「ごはんが食べられるだけで幸せ」と言います。
小さなことに感謝できる心がある人は、常に幸せでいられるのです。
つまり、幸せとは“なるもの”ではなく、“気づくもの”。
今の自分を受け入れ、あるがままの自分を認めたとき、人はすでに幸せの中にいると気づくのです。
まず自分が幸せになる
一人さんは、「まず自分が幸せになることが、最大の社会貢献」と言います。
多くの人は「家族のため」「他人のため」に尽くそうとしますが、自分が満たされていなければ本当の愛は与えられません。
自分が笑顔でいれば、周りも安心し、空気が明るくなります。
自分が不機嫌でいれば、家族や職場の雰囲気も暗くなります。
だから、他人を幸せにする一番の近道は、まず自分が上機嫌でいることです。
「自分さえ幸せならいい」という利己的な意味ではなく、
「自分が幸せな波動を出すことで、周囲に幸せを広げていく」という考え方です。
自分の機嫌を自分で取る。
それができる人は、どんな環境でも愛を中心に生きられます。
心と言葉の法則
斎藤一人さんは、「心と思っていることは言葉になり、言葉にしたことが現実になる」と説いています。
つまり、人生は「心」と「言葉」でできており、その二つが一致していくことで現実が形を取るという法則です。
心に不平や不満があれば、自然と愚痴や文句が出てきます。
逆に、感謝や愛の心があれば、優しい言葉が出てきます。
そして、発した言葉は再び自分の心に戻り、その通りの現実を呼び寄せるのです。
心が先のように思えますが、実際には言葉を意識的に変えることで心も変わります。
たとえば、「ついてる」「ありがとう」「幸せ」と言い続けると、心が自然に明るくなり、行動や出来事も良い方向へ流れていきます。
心と言葉は常にセットであり、どちらも自分の人生を作る源です。
まず言葉が先
「まず言葉が先、感情はあとからついてくる」というのが、一人さんの教えの中心にあります。
多くの人は「気分が良いから良い言葉を使う」と考えますが、それでは順番が逆です。
一人さんは、「先に良い言葉を言うことで、心がその通りの状態になる」と言います。
たとえば、つらいときこそ「楽しい」「うれしい」「ありがとう」と言ってみる。
すると脳は「今、楽しい状況なんだ」と勘違いし、実際に気持ちが明るくなっていくのです。
これは脳の仕組みを利用した心のトレーニングでもあります。
「言葉が先」なのは、言葉がエネルギーを持ち、心のスイッチを入れる力があるから。
だからこそ、一人さんは「まず言葉を変える」ことをすべての出発点としています。
時間と出来事の法則
人生に起こる出来事には、すべて意味があります。
それは“偶然”ではなく、自分の心と言葉が時間をかけて引き寄せた“必然”です。
斎藤一人さんは、「今起きている出来事は、過去の自分の考えや言葉の結果」だと説きます。
たとえば、過去に不安や不満を口にしていた人は、今それを体験しているのです。
逆に、過去に「ついてる」「ありがとう」と明るい言葉を発してきた人は、今その結果として良い出来事を受け取っています。
この“時間と出来事の法則”を理解すると、過去を責めず、未来を恐れずに済みます。
今この瞬間の言葉と心を整えることで、未来は自然と良い方向に変わっていく。
人生は「今の言葉」が未来の現実をつくる、というシンプルな法則で動いているのです。
言葉の意味と大切さ
言葉は単なる音ではなく、「魂の響き」であり、「エネルギーの道具」です。
人は言葉によって相手を癒すことも、傷つけることもできます。
その力を理解し、良い言葉を選ぶことこそが、心を高める第一歩です。
斎藤一人さんは、「言葉には魂が宿る」と言います。
その人がどんな言葉を使うかで、人格も運も変わる。
たとえば、同じ「おはよう」でも、笑顔で言えば光になり、不機嫌に言えば重くなります。
言葉の持つ波動は、必ず自分に戻ってきます。
だから、言葉を丁寧に扱い、優しく、明るく、美しい言葉を選ぶことが、自分の人生を整えることにつながります。
言葉を大切にする人は、自分と他人を同時に幸せにしていくのです。
褒めることの大切さ
褒めることは、人の心を開き、愛の循環を生む行為です。
斎藤一人さんは、「褒める人には福がくる」とよく言います。
人を褒めるというのは、相手の中にある“良い部分”を見つけて言葉にすること。
それは同時に、自分の心にも光を灯すことです。
なぜなら、人の良いところを見つける習慣が、自分の心を明るくするからです。
一人さんは、「人を変えたければ、まず褒めることから」と教えます。
怒って変わる人はいませんが、褒められると人は自然に成長しようとします。
「褒め言葉は最高の愛の表現」。
それはお金も道具もいらない、誰にでもできる幸せの種まきです。
感謝という言葉
感謝は、すべての幸せの基盤です。
「ありがとう」という言葉は、心の波動を一瞬で高める力を持っています。
斎藤一人さんは、「ありがとうを一日百回言うと、奇跡が起こる」と言います。
それは単なるスピリチュアルな話ではなく、感謝を言うことで脳が「自分は恵まれている」と認識し、穏やかで前向きな感情が生まれるからです。
感謝とは、“今あるもの”に目を向ける力。
持っていないものではなく、すでにある幸せを見つめる心です。
その視点が育つと、不満や焦りが消え、心の中に安心と豊かさが広がります。
「ありがとう」は、最も簡単で、最も深い祈りの言葉なのです。
思いやる心
思いやりとは、相手の立場に立って考え、行動する心の姿勢です。
斎藤一人さんは、「優しさは言葉よりも先に伝わる」と言います。
思いやりのある人は、言葉のトーンや態度、空気感までも柔らかく、周囲を安心させます。
思いやるとは、相手を支配することではなく、「その人の幸せを願うこと」。
だから、相手を変えようとせず、「そのままで大丈夫」と受け入れる姿勢が大切です。
また、一人さんは「思いやりは強さ」だとも説いています。
自分が満たされていないと他人を思いやれません。
つまり、思いやりは“自分の心が安定している証”なのです。
日々の小さな思いやりが、社会全体を温かく変えていくのです。
人という字の意味
斎藤一人さんは、「人という字は、互いに支え合っている形」だと教えます。
一方が傾けば、もう一方も倒れてしまう。だからこそ、人は支え合うために存在しているのです。
「人は一人では生きられない」という事実を、文字そのものが教えています。
他人に頼ることを恥じる必要はなく、支え合うことが自然な生き方。
助けてもらったら感謝し、助けられる人がいたら手を差し伸べる。
それが“人”としての本来の姿です。
また、「人」という字には、“他者の存在によって自分が立つ”という意味もあります。
自分だけで完結せず、他人と関わり合う中で魂を磨き、愛を学んでいく。
この字の形には、人間として生きるうえでの最も大切なメッセージが込められています。
お金に好かれる方法
斎藤一人さんは、「お金は“人の喜びのエネルギー”」と教えます。
つまり、お金に好かれる人とは、人を喜ばせることが好きな人です。
人を楽しませたり、笑顔にしたりすることで、自然とお金の流れが自分に戻ってくる。
お金は感謝と喜びの波動に引き寄せられます。
だから、「お金が足りない」「お金なんて汚い」といった否定的な考えを持つと、お金は離れていきます。
逆に、「お金さん、ありがとう」「気持ちよく使えて幸せ」と思って使えば、お金は喜び、再び戻ってくるのです。
一人さんは、「お金を使うときには“このお金で誰かが笑顔になる”と思いながら払う」と言います。
その思いが、豊かさを循環させ、さらにお金を呼び込む。
お金に好かれる人とは、感謝の心でお金を扱う人なのです。
人間はどう思うかが大切
人生は「何が起きたか」ではなく、「それをどう思うか」で決まります。
同じ出来事でも、「ついてる」と思えば幸せな経験になり、「最悪」と思えば不幸になります。
出来事を変えることはできなくても、自分の“思い方”は選べる。これが一人さんの教えです。
思いが前向きであれば、行動も前向きになります。
逆に、愚痴や不満の思いでいれば、同じような現実を呼び寄せます。
だからこそ、一人さんは「起きたことをどう捉えるかが、運命を変える鍵だ」と言います。
良いことが起きたら「ありがたい」、悪いことが起きても「これで魂が磨かれる」。
そう思うだけで、心が軽くなり、次の幸せな出来事を呼び込む力が生まれます。
お金持ち運転のすすめ
「お金持ち運転」とは、心の余裕を持って生きる姿勢を指します。
斎藤一人さんは、「お金持ちとは、お金がある人のことではなく、心に余裕のある人のこと」と語ります。
車の運転を例にすれば、イライラしたり、他人を急かしたりする運転は“貧乏波動”。
一方で、譲り合い、ゆっくり、穏やかに運転するのが“お金持ち運転”です。
つまり、運転の仕方は心の在り方を映し出しているのです。
人生も同じで、心にゆとりを持って生きる人には、良い出来事や人が自然に集まります。
余裕のある態度、穏やかな笑顔、思いやりの言葉──それが本当の“豊かさの運転”なのです。
「お金持ち運転をしていれば、人生の道は自然と安全で、快適なものになる」と一人さんは説きます。
起きてしまった事は快く受け止める
人生には、思い通りにならないことが必ず起こります。
斎藤一人さんは、「起きてしまったことを悔やむのではなく、“快く受け止める”ことで運が良くなる」と言います。
それは、起きた出来事に“抵抗しない”ということです。
抵抗すればするほど、心は苦しくなり、マイナスの波動を発してしまいます。
しかし、「これも自分の学び」「これでよかった」と受け入れた瞬間に、心は穏やかになり、状況が好転し始めます。
「すべての出来事には意味がある」と信じること。
その姿勢が、苦難をチャンスに変える鍵です。
起きたことを受け入れ、明るい言葉を使えば、必ず次の幸せな流れが訪れます。
冷静な判断が運気を上げる
運気は「心の波立ち」によって大きく変わります。
感情に流されて怒ったり、焦ったりすると、正しい判断ができず、運も下がってしまいます。
斎藤一人さんは、「何か起きたとき、すぐに反応しないで、ひと呼吸おいてから判断しなさい」と教えます。
怒りや恐れの中では良い決断はできません。
逆に、落ち着いた心で判断したときは、結果的にすべてが良い方向へ流れます。
冷静でいることは、「自分を信じる力」とも言えます。
心が穏やかであれば、運気は安定し、チャンスを逃さない。
だからこそ、冷静さこそが、運を呼び込む最強の条件なのです。
苦労の先にあるのは苦労だけ
多くの人が「苦労すれば報われる」と信じていますが、斎藤一人さんは「苦労の先にあるのは苦労だけ」と言います。
それは、苦労を我慢として受け止めている限り、その波動が次の苦労を呼ぶという意味です。
もちろん努力は大切ですが、“嫌な気持ちでやる努力”は自分をすり減らすだけ。
本当に大切なのは、「楽しみながら続けること」。
喜びのエネルギーで行動すれば、同じ努力でも結果がまったく違ってきます。
「楽しんで働く人には福が来る」「笑顔で頑張る人に奇跡が起きる」。
一人さんはそう繰り返し語ります。
苦労を崇拝せず、楽しさを軸に生きることが、幸せと成功を同時に手にする秘訣なのです。
人生という旅の終わり
人生は魂の旅であり、その終わりは“ゴール”ではなく“帰り道”です。
斎藤一人さんは、「人は死ぬときに“ああ、楽しかった”と言えるかどうかがすべて」と言います。
人は何をどれだけ手に入れたかではなく、どれだけ愛し、感謝し、楽しんだかで人生の価値が決まります。
旅の終わりに、「ありがとう」と言える生き方こそ最高の生き方です。
そして、どんな人生にも無駄はありません。
出会いも別れも、成功も失敗も、すべて魂を磨くための出来事です。
最後に笑って「いい旅だった」と言えるように、今日を大切に生きること。
それが、“人生という旅の終わり”に向けての、最も美しい生き方なのです。
まとめ
『斎藤一人 20年間の教え』の全体を通して伝えたいことは、「幸せも成功も、心の在り方と日々の言葉から始まる」ということです。
お金や地位よりもまず大切なのは、自分の心を明るく保ち、人や出来事に感謝し、起きたことを受け入れて前向きに生きる姿勢です。
苦労や不運の中にも学びを見出し、「これで良かった」と笑顔で受け止めることで、運気も人間関係も自然と良い方向に進みます。
お金に対しても執着せず、感謝の気持ちで使い、人を喜ばせることを意識すれば、豊かさが循環して戻ってきます。
つまり、幸せとは外にあるものではなく、自分の言葉・心・行動の中にあるということです。
この本の教えを一言でまとめるなら、
「いい言葉を使い、いい心で生きる人が、いい人生をつくる」―それが斎藤一人さんの20年にわたる教えの本質です。


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