医療という嘘

学び

吉野敏明氏の著書『医療という嘘』は、現代の医療システム、特に西洋医学が抱える問題点やその裏にある「医療ビジネス」の実態に深く切り込んでいる書籍です。

現代医療への疑問と批判

治らない病気への高額医療費

糖尿病、高血圧、がん、アレルギーといった多くの病気が根本的には治癒せず、対症療法が繰り返される中で、年間37兆円もの医療費が投じられている現状を問題視しています。

特に、がんの治療を施しても3人に1人が死亡する現状に疑問を呈しています。

薬剤費の高騰と日本の特殊性

日本が世界中で最も高い値段で同じ薬を買い取っており、医療費の約30%(約8兆円)が薬剤費に使われていることを指摘しています。

欧米の外資系製薬会社が日本の製薬業界に参入し、「とにかく日本人に薬を売ろう」とする構造ができていると主張しています。

医療の歴史と背景

伝統医学と近代西洋医学の対比

本書では、世界の伝統医学が「個人主体の医学(個体医学)」であると述べ、一人ひとりの個人を主体とした治療や、宇宙の物理法則と医学の関連性、さらには「上医(病を超えて世の中をも治す医師)」の概念を紹介しています。

近代西洋医学の日本への導入と「ロックフェラー医学」

明治以降、日本が富国強兵のために西洋医学を主流として受け入れた経緯を説明しています。

その中で、「ロックフェラー医学」という言葉を用い、欧米がいかにして高額な医薬品を買わせ続ける仕組みを作り上げたのか、その医療ビジネスの闇に迫っています。

これは、人間を画一的に捉え、病気を機械の故障のように扱う唯物的な医学が植え付けられたという主張です。

医療ビジネスの闇と健康への提言

ビッグ・ファーマ(巨大製薬会社)への警鐘

危険な食品添加物やトランス脂肪酸の摂取と「がん」の関係性など、現代の食生活と病気の関係に触れ、ビッグ・ファーマ(巨大製薬会社)による情報操作や利益追求の構造を明らかにしようとしています。

「洗脳を解き、食を正せば、日本はよくなる!」

現代医療による「洗脳」から目覚め、食生活を見直すことの重要性を強く訴えています。

具体的には、油ものを避けて和食や旬のものを摂ること、糖質制限ケトジェニックダイエットの危険性にも言及し、がんは糖代謝の異常であると解説しています。

本書の目的


著者は、思考停止状態に陥っている日本人に対し、医療の歴史と実態を伝え、国家存亡の危機を脱することを目的としていると述べています。

現代の医療システムが抱える構造的な問題点を浮き彫りにし、読者自身が健康について深く考え、行動を変えるきっかけを与えることを意図しています。


総じて、『医療という嘘』は、現代医療、特に西洋医学に対して批判的な視点から、その歴史的背景、経済的側面、そしてそれが人々の健康に与える影響について深く考察している書籍と言えるでしょう。

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