『古事記』は、日本の成り立ちから神々の物語、そして初代天皇から推古天皇までの歴史が書かれた、日本で最も古い歴史書です。
天地開闢と神々の誕生
1番最初の神様がアメノミナカヌシ様です。
世界がまだ混沌としていた頃、たくさんの神々が生まれました。
その中でも重要なのが、イザナギとイザナミという夫婦の神様。
彼らは日本の国土を生み出し、たくさんの神々を誕生させます。
イザナミの死と黄泉の国
火の神を生んだことでイザナミは命を落とし、黄泉の国(死者の世界)へ行ってしまいます。
イザナギはイザナミを連れ戻そうと黄泉の国へ行きますが、禁を破ってイザナミの変わり果てた姿を見てしまい、恐れて逃げ帰ります。
アマテラスとスサノオ
イザナギは黄泉の国の穢れを清めるために禊(みそぎ)を行います。
その時、左の目から太陽の神「アマテラス」、右の目から月の神「ツクヨミ」、鼻から荒ぶる神「スサノオ」が生まれます。
スサノオは地上で乱暴な行いを繰り返し、怒ったアマテラスは天岩戸(あまのいわと)という洞窟に隠れてしまいます。
世界は闇に包まれますが、神々が知恵を出し合って祭りを開き、アマテラスを岩戸から出すことに成功します。
スサノオの活躍と国譲り
追放されたスサノオは地上に降り、ヤマタノオロチという大蛇を退治して、その尾から「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」を見つけます。
スサノオの子孫であるオオクニヌシが、苦労して日本の国土(葦原中国)を統一します。
しかし、アマテラスたちはこの国を自分たちのものにしようと考え、オオクニヌシに国を譲るよう迫ります。これが「国譲り」の物語です。
天皇の誕生と人間界の物語
オオクニヌシが国を譲った後、アマテラスの孫であるニニギノミコトが地上に降り立ちます(天孫降臨)。
これが天皇家の祖先とされています。
その後、初代神武天皇から始まる天皇の系譜が続き、ヤマトタケルノミコトの活躍など、様々な物語が語られます。
『古事記』は、日本の神話や伝説、そして古代の歴史を通じて、日本という国がどのように生まれ、どのようにして天皇の統治が始まったのかを語る壮大な物語です。


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