加藤俊徳さん著書、「1万人の脳を見た名医が教える 好奇心脳」。
やりたいことがないと、歳をとってぼけるなどと言われてきた方も少なくないと思います。
でも、これは冗談ではなく、脳科学的に正しい事実です。
そして人生で成功を収めている人の多くがやりたいことを実現してきた人たちだと言うことも事実です。
好奇心のある、なしで、人生は大きく変わります。
常に好奇心に刺激され、成長を続ける好奇心、脳がもたらす未来は、
- 記憶力が向上する
- 記憶力が向上する
- 仕事効率が良くなる
- コミュニケーションにストレスがなくなる
- 毎日が面白くなる
- 自分の成長が楽しみになる
人生そのものが思い通りに好転し始めます。
失われた好奇心
脳の機能低下や、廊下以前に多くの方に共通する問題点が、失われた好奇心です。
好奇心とは、文字通り珍しいものや、今まで出会ったことのない人や物に刺激を受けて、興味を持ち探求しようとする心です。
なぜ中高年の多くが好奇心の欠如、状態に陥っているのか。
それは知らず知らずのうちに自分の感情を閉じ込めてきたからです。
右脳感情は他人感情、左脳感情は、自己感情です。
左脳感情(自己感情)が発達しないまま、人生の後半を過ぎてしまっている、空気は読めるけれど、自分の感情がない状態がずっと続いている人が多いです。
他人感情の受け皿である右脳感情に付帯した日々を続けていると、私自身が本当にやりたかった事はなんだろうか?と考えるタイミングが訪れます。
これは抑圧されてきた自己感情と言える左脳感情が目覚めて、悲鳴をあげている状態です。
右脳感情と左脳感情の成長具合がアンバランスのために、脳の仕組み上を、必然的に起こることなのです。
的には左脳感情が目覚める、45歳前後が右脳感情から左脳感情へ切り替え、自分の好奇心を見つめ直すベストタイミングです。
他人への負担に重きを置いた感情から、もう一度本来の自分の気持ちに正直になるこのタイミングを伸ばす事は、定年前の約20年を無駄に過ごしてしまうことに他なりません。
好奇心は記憶力を高める魔法の薬
左脳勘定から生まれる好奇心は、強力かつサステナブルで持続性があります。
この自分自身の好奇心で、つかんだ記憶は、いくつになっても忘れる事はありません。
忘れてしまうのは、右脳感情に付帯することで得た記憶で、左脳感情で選んだ記憶では無いからです。
好奇心は衰えてきた脳にとっての起爆剤であり、記憶力や認知機能を高める魔法の薬でもあるのです。
脳は死ぬまで成長する
脳は、人生経験を積み重ねるうちに、生まれ持った神経細胞の遺伝子を超えて成長していきます。
脳は20代から40代にかけての時期に非常に個性的になっていくことがわかっています。
一般的に脳が成長したいというその勢いが最も強くなるのがこの年代なのです。
脳は、経験によって形を変えながら死ぬまで成長する器官なのです。
日々の生活の中で、しっかり働いているのは40歳を過ぎてもまだまだ成長できます。
脳の成長の鍵を握るのは、胎児の時に獲得した神経細胞です。
私たちの脳の中には生まれた時から同じ状態で、使われずに眠ったままの神経細胞が山ほど残されています。
これを潜在能力細胞と呼んでいます。
この潜在能力を目覚めさせる、大きな刺激や経験を与えてくれるものが好奇心なのです。
45歳を過ぎて、ますます元気に輝く人とは、左脳感情から生まれる好奇心を大切に育て、次々と新しい刺激や経験を求めた結果、脳が成長を続ける人です。
一気に老化してしまう人とは、右脳感情にし続けた結果、左脳感情が未発達なまま好奇心を失い、脳は成長を止めて、徐々に衰え、人生を終えようとしている人なのです。
物忘れには3種類ある
- 睡眠障害、ADHD (注意欠陥多動性障害)などによる病的な記憶力の低下
- 仕事や家事など1日にこなす業務量が自分の処理能力を超えている
- 会社や社会に合わせている右脳感情だけで、自分の左脳感情の意思でやっていない。慣れに任せてしまっている。
好奇心を解放する女、好奇心をなくす男
年齢を重ねれば重ねるほど、男性に比べて女性の方が圧倒的に元気です。
一般的な中高年男性の傾向
- 仕事の実績に基づいた自尊心を強く持つ(他のことには手を出しにくい)
- 話題が狭く、深い(時事ネタ、スポーツ、仕事に関連するもの)
- 仕事関係以外の人との交流が少ない
- おしゃべりは得意ではない
- 専門性がある。柔軟性は無い(頑固、融通が効かない)
一般的な中高年女性の傾向
- 自尊心よりも、好奇心が強い(新しいことに手を出しやすい)
- 話題に事欠かない
- ご近所、職場の仲間、ママ友など交流範囲が広い
- おしゃべりが好き
- 専門化しにくい。多様性はある(何事にも対応できる。)
男女の志向、行動傾向を比較してみると、年齢を重ねるにつれて、ますます外に向けて元気になる女性と、徐々に内向きにしぼんでいく男性と言う姿が浮き彫りになってきます。
女性だから、男性だからと言うよりも、多くの元気な女性が自然に実践している、左脳感情から生まれる好奇心に導かれた行動が、脳を刺激し成長させると言うことを覚えておいてください。
脳の器質的、機能的違いからも、男性は言語能力が弱く、他人の話を聞かない。頑固で融通が効かない性格傾向になりやすく、女性は言語能力が高く、聞く力が強い傾向が見られることが裏付けられています。
好奇心と言う起爆剤で、衰えていく脳が動き出す
脳は好奇心で無限の可能性を発揮します。
好奇心旺盛な人の脳の枝ぶりは、いくつになっても成長していきます。
80歳でも、好奇心を持って行動に移すことで、たった1年で20代30代と同じレベルと言っていい位に脳が成長します。
中高年になったときに、ワクワクが止まらない。好奇心の対象がいくつも目の前に見えていれば、しかもそれがたくさんあればあるほど、あなたの脳は成長していることの証明でもあります。
好奇心の欠如は、ビジネスパーソンや主婦として、仕事や家事を目一杯こなし、真面目に頑張ってきた人こそが陥りやすい脳の罠と言うこともできます。
無意識に動く脳の自動化
1つの動作を繰り返し続けていると、私たちの脳内には何も考えなくても、自動的にその動作を完結させる回路が形成されます。
これを脳の自動化と呼んでいます。
脳の自動化は、好奇心とは真逆の働きをするものです。
自動化は、いわば、私たちが生きていく上での知恵であり、社会生活を営む上で必要なものですが、それに頼りすぎるようになれば、脳は、きっぱりと成長を止めてしまうでしょう。
好奇心の芽生えと、脳の成長妨げる1番の敵は慣れです。マンネリ化です。
現代脳科学が私たちに教えてくれる事は、人間は、脳が一生成長するような生き方ができると言うことです。
中高年が抱える問題点
- 脳疲労(ストレス)
- 運動不足
- 睡眠不足
- 栄養不足
- 酸素不足
- 生活習慣病
- ご近所付き合い不足
- 自己肯定感の欠如
- 組織生活
- リモートワーク
- ネット社会
私たちが疲労を感じるときは、脳が疲弊しているサインと考えられます。
仕事や家事、学習などにおいて同じパターンを繰り返すことで、疲労感は増していきます。
この同じパターンによって、脳はどんどん賢くなって、脳の自動化が始まります。と同時に脳の創造性は低下します。
つまり意識をして、少しずつでも新しいことを取り入れていかないと、疲れるだけでなく、能力も落ちていってしまうのです。
睡眠不足や栄養不足に運動不足が重なると、脳のダメージはさらに大きくなります。
体を動かす仕事をしている人は、たとえ睡眠不足や栄養不足であったとしても、メンタルの変調は比較的少ない傾向があります。
運動とまで行かなくても、日常生活でこまめに体を動かす事は、肥満の予防になるだけでなく、メンタルケアの要です。
運動不足がアルツハイマー型認知症の発症リスクを高める事は研究でも証明されています。
睡眠不足も運動不足同様、中高年の脳の機能低下の最大リスクの1つと言ってもいいものです。
酸素不足になる要因の1つに口呼吸があります。
本来呼吸は鼻呼吸が基本ですが、多くの人が鼻づまりなどで鼻の呼吸ができず、口呼吸が習慣になっています。
口呼吸は睡眠中のいびきの原因になったり、舌根が沈下して気道を塞いで無呼吸を起こしてしまうリスクにもなります。
孤独な状況で、好奇心が芽生える事はありません。孤独は、脳にとっても大敵なのです。
自己肯定感が足りないと、左脳感情はますます鳴りを潜め、さらに自信がなくなって、外の世界に目を向けることに不安を感じるようになります。
内向きになって、狭い世界に閉じこもるようになってしまえば、好奇心が失われる事は必定です。
好奇心を掻き立てる方法
はじめての場所に出かける
好奇心が芽生えそうな場所に行くことです。
これまで行ったことのない、評判の良い美味しいお店や景色の良い場所など、人がたくさん集まるところに足を運ぶことから始めてみると良いでしょう。
旅行は刺激が得られる最高のチャンスです。
以前に同じような経験をしたことがあったり、日常的に同じ状況が起こっていたとしても、場所や環境が違うと言うだけで、ワクワクドキドキする瞬間がきっと生まれます。
初対面の人に出会うと楽しくなる
地域のボランティアでも、ちょっとしたパーティーや勉強会などに参加してみるのも良いでしょう。
テーマ自体に興味がなくても良いのです。目的は人に会うことです。
自然と交わる
1日のうちに5分でいいので、スマホを手放し、鳥や虫の鳴き声、川のせせらぎ、風の音など、自然の声や音に耳を傾けてみてください。
近くにそうした環境がないと言う人は、スマホなどのアプリを利用して、自然環境音を聞いてみるのも良いでしょう。
好奇心旺盛な人の真似をする
これまで付き合ってきたタイプの人たちとは、異なる人と知り合いになると言うのも1つの方法です。
特に意識をしなくても、左脳感情のままに、日々の生活を送っていられるのが中高年になっても、好奇心旺盛でいられる人であり、好奇心脳の持ち主です。
物事を別の視点から眺めてみる
自分に自信がなくなった時こそ、別の視点や立場に立って情報を見直してみましょう。
それにより客観的な視点、多角的な視点が身に付くかもしれません。
最後に
好奇心があなたの脳に、そして人生には計り知れない影響と成果をもたらします。
好奇心で記憶力が向上し、仕事効率が良くなり、コミュニケーションにストレスがなくなり、毎日が面白くなり、自分の成長が楽しみになります。
人生そのものが思い通りに好転し始めます。


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