学びを結果に変える アウトプット大全

自己啓発

精神科医の樺沢紫苑さんが書かれた、アウトプット大全。

圧倒的に結果を出し、続けている人は決まってインプットよりアウトプットを重視しています。

知識を詰め込むインプットの学びだけでは現実は変わりません。

インプットをしたら、その知識をアウトプットする。実際に知識を使うことで、脳は重要な情報と捉え、初めて長期記憶として保存し現実に生かすことができます。これが脳科学の法則です。

人生を変えるのはアウトプットだけ。人生はアウトプットで変わります。仕事や勉強をアウトプット中心に切り替えるだけで、あなたの自己成長は飛躍的に加速し、計り知れない能力を発揮することができるのです。

アウトプットの基本法則

自己成長とアウトプットの関係

インプットの量と自己成長の量は全く比例しません。重要なのはインプットの量ではなく、アウトプットの量なのです。

3冊読んで3冊アウトプットする人と月10冊読んで1冊もアウトプットしない人とでは間違いなく3冊読んで3冊アウトプットする人、つまりアウトプット量が多い人です。

いくらインプットしても、アウトプットしない限り記憶として定着しないからです。

約9割の人は、読書をしたり、講義を受けたりしてもわかったつもりになっているだけで、実際は知識として記憶に定着していないのです。つまりインプットはただの自己満足。自己成長はアウトプットの量に比例するのです。

得た知識をアウトプットしてわかったつもりを卒業しましょう。

アウトプットとは運動である

書いて覚える、声に出して覚える、そうすることで、運動性記憶として記憶することができます。

話す、書く、行動する。運動することで記憶に残りやすくなり、真の意味で身に付く、自己成長につながるんです。

何度も使わないとすぐに忘れてしまう

人間の脳は重要な情報を長期記憶として残し、重要でない情報は忘れられるように作られています。

重要な情報とは、インプットした後に何度も使われる情報です。

つまりインプットしても、その情報を何度も使わないとすぐに忘れてしまうのです。

脳に入力された情報は海馬と言うところに仮保存されます。

期間は2〜4週間です。海馬の仮保存期間中に、その情報が何度も使われると、脳はその情報を重要な情報と判断し、側頭葉の長期記憶に移動します。

大体の目安として、情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると長期記憶として残りやすくなる。

情報を使うというのはアウトプットするという事、その情報を話す、書くことで長期記憶に移動されるんです。

成長の螺旋階段の法則

インプットをしてアウトプットをすることによって、螺旋階段を上るように上へ上へとどんどん成長していくことができる。

これを樺沢先生は成長の螺旋階段の法則と呼んでいます。インプットとアウトプットを繰り返す。これこそが究極の勉強法、学習法であり、自己成長の法則です。

インプットとアウトプットの反復こそが、知的生産活動の軸であるといえます。

自己成長したければインプットをしてアウトプットをする。それをとにかく繰り返すことです。

インプットとアウトプットの黄金比

インプットとアウトプットの黄金比率は3対7。

大学生を対象に勉強時間のうちインプットとアウトプットをそれぞれどのように時間配分して勉強しているかを調べた。研究によるとインプット対アウトの平均的な比率は7対3でした。

学生も社会人もほとんどの人がインプット中心の勉強しているのが現実です。

多くの人は、インプット箇条、アウトプット不足に陥っており、それこそが勉強しているのに、成長しない最大の原因ともいえます。

インプット時間の2倍近くをアウトプットに費やすよう意識しましょう。

教科書をじっくり読むより、問題をどんどん解いていく。

アウトプットの結果を見直し、次に生かす

インプットもアウトプットもしているけれど、ちっとも自己成長できないと言う方もいます、何が間違っているんでしょうか?

それはフィードバックがきちんとできていないんです。

アウトプットした後、次のインプットの前に絶対に必要なプロセスがあります。それがフィードバックです。

フィードバックとは、アウトプットによって得られた結果を評価し、その結果を考慮して次のインプットに修正を加えると言う作業です。

見直し、反省、改善、方向修正、微調整、原因究明、全てフィードバックです。

フィードバックを行うことで行動が方向修正され、前の自分よりも必ず進歩成長することができます。

フィードバックがないと同じところを延々と回り続けることになり、堂々巡りを繰り返しただけで、全く成長にはつながりません。

成績の悪い子供は間違った問題をほったらかしにします。結局次の試験でも同じ間違いを繰り返してしまう。それでは成績が上がるはずがありません。

アウトプットをしてフィードバックをしないのはトイレに行って水を流さないようなもの。せっかくのアウトプットもやりっぱなしでは成長につながらないんです。

効果的なフィードバックの方法

短所克服と長所伸展

人間が成長するためには、2つの方向性があります。欠点や短所苦手分野を克服するのか、長所、得意分野を伸ばすのか、そのどちらしかないのです。

本を読んで理解できなかった点を読み返す、ネットで調べる。別の本で調べるのが短所克服です。

本を読んで、面白かった、役に立った点を実際に実行してみる。それをさらに工夫するために別の本を読む。これが長所伸展です。

勉強が得意。苦手な人はまずは長所伸展を優先させ、自信をつける勉強の楽しさを感じ取ることが重要です。

広げると深める

学びを進めていく場合、その方向性は広げるか深めるの2つの方向性しかありません。

最初はある程度広げる勉強を行っていきます。広く浅く勉強していく。その中で関心、興味のあるもの好奇心がそそられるものが見つかれば、どんどん深める勉強をするべきです。

広げると深めるの2つのベクトルを意識するだけで、次に何をすべきかが明確にわかります。

なぜ?を解決する

インプットうまくいかないのかなぜこうなるのかそうしたなぜ放置してはいけません。なぜを突き詰めるとその先に気づきが見えてきます。なぜを解決して乗り越えることが成長です。

人に教えてもらう

最も効果的なフィードバック法は人からアドバイスをもらうことです。自分よりも知識や経験の多い人からアウトプットに対して適切なアドバイスがもらえると飛躍的に成長するきっかけとなります。

アウトプットの6つのメリット

  1. 記憶に残る
  2. 行動が変わる
  3. 現実が変わる
  4. 自己成長する
  5. 楽しい
  6. 圧倒的な結果が出る

人生の成功法則、それがアウトプットです。

アウトプットの方法

書く

アウトプットの基本は話す角です。話すことに比べて書くことの方が圧倒的に記憶に残り自己成長を促します。学校の勉強でもよく書いて覚えようって言われたはずです。

ことで脳幹網様体賦活系(RAS)が刺激されるからです。RA Sとは脳幹から大脳全体に向かう神経の束神経のネットワークです。

ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリンの神経系も、脳幹の中濃にあるRASから脳全体に投射されています。

RASは別名「注意の指令塔」とも呼ばれます。

RASが刺激されると、脳はその対象物に対して集中力を高め、積極的に情報を集中し始めるのです。

を刺激する最も簡単な方法が書くということ、注意がそこに集まり、脳が活性化する結果として、記憶力や学習能力が高まると言うわけです。

書けば書くほどRASが活性化し、脳全体が活性化していきます。これが書くアウトプットの脳科学的な効果です。

手で書く

書くことで記憶に残る。書くことで高い学習効果が得られる。

最近では上のノートではなく、ノートパソコンやタブレットに入力している人も増えています。

このようなタイピングでも手で書くのと同じ効果が得られるのでしょうか?

プリンストン大学とカリフォルニア大学ロサンゼルス校の共同研究では、大学生を対象に講義を手書きでノートを取る学生とノートパソコンでノートを取る学生に分けて比較しました。

結果は、手書きの学生の方が良い成績を上げより、長い時間にわたって記憶が定着し、新しいアイディアを思いつきやすい傾向にあることが明らかになりました。

手書き中とタイピング中の脳の動きをMRI (磁気共鳴画像)でスキャンしたところ、手書き中のみブローカー野と言う言語処理に関わる部位が活性化していることも明らかになりました。

このように手書きとタイピングでは、手書きで紙に書いた方がより記憶に残りやすく、勉強効果が高いことが明らかになっています。

書き込む

読書するときには絶対に書き込みをしながら読むことをお勧めします。

なぜならば、書き込むことで、本の内容の理解が圧倒的に深まり、記憶にも残りやすくなるからです。

読むと言うのはインプットです。ただ読むだけでは記憶に残りづらく数ヶ月するとほとんど忘れてしまいます。

その読むと言う行為を一瞬でアウトプットに変える方法があります。

それが書き込みをしながら読むと言うことなのです

アンダーラインを引く字を書く。いずれも手を動かし、運動神経を使う運動ですからアウトプットです。

そして文字を書くことで、RASが発生化されて注意せよと言うサインが脳全体に送られます。

つまり脳が活性化するのです。 アンダーラインを引いたキーワードに対して、脳が検索を始めるので、受け身型の読書が能動的な読書攻めの読書に変わります。

書き出す

インプットをした場合、その体験をアウトプットするのはいつがベストか。最適なのは脳が最も多くの情報を保持しているインプットの直後です。

要約する

要約は読解力のトレーニングにもなります。国語が苦手な人はようやくトレーニングをすると成績が上がります。

読解力が高い人は、思考力が高い。

つまり要約することで考える力も鍛えられる。

要約は格好の脳トレーニングと言えるのです。

目標を書く

具体的な実現する目標を立てる。

目標が実現しないという人は多いと思います。なぜ目標は実現しないのでしょうか?

それは目標の書き方が悪いからです。同じ目標を確認しても、実現する書き方と実現しない書き方があります。

例えばダイエットするというのが絶対に実現しない目標の書き方で3ヶ月で2キロダイエットするというのが実現する目標の書き方です。

このように時間を制限する締め切りを設定すると、その精神的プレッシャーによってノルアドレナリン(集中力を高める物質)が出ます。

絵や図を描く

言葉で説明よりも言葉+絵で説明する。

視覚を使うと口頭で説明するよりも、6倍以上記憶に残るんです。

文字よりも、絵は圧倒的に記憶に残りやすい。

インプットが視覚的であればあるほど認識されやすく、思い出す可能性が高くなる。心理学ではこれを「画像優位性効果」と呼びます。

問題を解く

記憶においては、インプットよりもアウトプットが重要。できるだけたくさんの問題を解くということが記憶に残すためには重要であることが明らかになりました。

教科書や参考書を読むと言うのはインプットです。問題集を解く過去問を解く模擬試験を受けると言うのはアウトプットです。

ただ教科書を反復して暗記するだけでは、記憶には残りません。

問題を解く=知識を使うことで、脳は記憶に残そうとするのです。

インプットとアウトプットの黄金比は3対7です。

短時間で教科書を暗記し、その場合の時間を問題を解くことに振り向ける、これが最も効果的な記憶法勉強法といえます。

行動する

昨日までの行動と今日の行動に変化がある。これが自己成長です。

行動が変わらなければ、現実世界は何一つ変わりません。自己成長ではなく、自己満足しているだけです。

読書や勉強しても行動するところまで行けない。ほとんどの人がそうで、自己満足のためだけに勉強している。それは単にお金と時間の無駄遣いに過ぎません。

賢くなりたいのではなく、変わりたいなら行動あるのみです。

続ける

ビジネスにおける究極の成功法則を1つ挙げるとしたらそれは続けることです。

とにかく続けないと結果は出ません。ビジネス勉強スポーツ趣味恋愛3ヶ月も続けられないとすれば、目立った結果成果を得る事は不可能です。

大きな目標を細分化して、小目標にするだけで継続可能性、実現可能性が大幅にアップします。

教える

自己成長に最も効果のあるアウトプットが教えることです。

人が何かを学ぶ場合、どれだけ記憶に残りやすいのか、どれだけ定着するのかを方法別に調べたところ、効果が低い方から順に「講義を受ける人の話を聞く」「読む」「視聴覚教材を使う」「実験機材を使う」「グループ討論」「体験型学習」、そして最も効果が高いのが「他人に教える」と言う結果になっています。

人に教えるのが1番学びの効果が高いのです。

教えることを前提に勉強するだけで、記憶力がアップして学びの効果が上がるんです。

しっかり理解していないと人に教えることができません。つまり教えることで自分の理解度や不十分な点が明確に見えてきます。そして実際に教える日までしっかり勉強してその不十分な部分を補います。

つまり、教えるはアウトプットであり、フィードバックであり、さらなるインプットでもある。

自己成長の3ステップを全て含んだ最強のアウトプット術であります

何かを習得したければ、人に説明できるレベルを目指しましょう。

集中する

人間の脳はマルチタスクができません。

同時に、複数の仕事をこなすことをマルチタスクといいます。

最近の脳科学研究では、人間の脳はマルチタスクができないということが明らかにされています。

例えば流勉強テレビを見ながら宿題すると言う場合、この場合テレビを見ると宿題すると言う行為を同時進行しているわけではなく、凄まじいスピードで2つのタスク処理を切り替えているだけに過ぎないのです。

頭の中では切り替えを何度も行っているので、脳に猛烈な負荷がかかると、ともに脳の処理能力も低下します。

マルチタスクをする場合、2つのことを別々にやるよりも時間がかかってしまうんです。さらに間違いやミスをする率も1.5倍に跳ね上がります。

なので、マルチタスクは絶対にやってはいけない仕事術です。とにかく1つのことに集中して、アウトプットするのが最も効果的なアウトプットです。

始める

なかなか仕事が始められない。なかなか勉強がスタートできないと言う人は多いと思います。やる気が出てから仕事や勉強始めようと思っているとやる気が出ないものです。

仕事や勉強を瞬時に始める方法があると、あなたの仕事や勉強はものすごくはかどるに違いありません。

それはまず始めることです。

クレペリン検査で有名な精神科医のクレペリンは作業を始めてみると、だんだん気分が盛り上がってきてやる気が出てくることを「作業興奮」と呼びました。

まずは5分だけ頑張ってやる気を出しましょう。

運動する

人間の脳では、毎日新しい神経細胞が作られ続けています。海馬と言うのは人間の記憶と極めて密接に関わっている部分です。

この神経の新生に必須の物質が、BDNF(脳由来神経栄養因子)であり、BDNFは有酸素運動によって分泌が増えることがわかっています。

つまり有酸素運動をすることで、脳の神経の新生がバンバン促進されて、記憶力が良くなり頭が良くなると言うわけです。

頭を良くしたいと思うなら運動すれば良いのです。運動量としては1回1時間程度の有酸素運動を週2回以上行うと脳活性化する効果が十分に得られます。

わずか20分の運動でもドーパミンが分泌されるため、運動直後から集中力、記憶力、学習機能、モチベーションのアップが認められます。

自己成長のためには、ドーパミンが重要ですが、自己成長と最も関連がある。ドーパミンはただ運動するだけで分泌されるわけですから、運動しない手はありません。

頭が良くなりたい人、自己成長を加速させたい人にとって有酸素運動は必須といえます。

日記を書く

毎日日記を書くことで、アウトプットする習慣が身に付きます。

また日記を書くことによってレジリエンス(ストレス耐性)が高まります。

レジリエンスとは、心のしなやかさとも呼ばれ、レジリエンスが高い人は、ストレスが強いい環境に置かれてもストレスを上手にやり過ごすことができる。つまりメンタル疾患になりづらく、心が折れづらいんです。

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