原口一博衆議院議員と、彼が立ち上げた新党「ゆうこく連合」について、詳しく解説します。
今回の動きは、立憲民主党の多数の議員が公明党中心の新党「中道改革連合」へ合流することを決めたことに対し、原口氏が「有権者に対する裏切りであり、党の自爆である」と激しく反発し、自らの信念を貫くために結成したものです。
結成の背景と立憲民主党との決別
原口氏は、野田佳彦氏ら立憲民主党執行部が進めた「公明党側への事実上の吸収合併」を、手続きを無視した暴挙であると厳しく批判しています。
合流への拒絶
衆議院議員148名のうち144名が新党「中道」へ合流する中、原口氏は「財務真理教の仲間であり、増税や戦争を容認するグローバリストとは共に歩めない」として、離党を決意しました。
「中道」概念の相違
立憲側が掲げる「中道」は創価学会の用語であり、自分たちが本来目指すべき「人間中心主義の中道」とは異なると主張しています。
政党交付金の私物化批判
立憲民主党の得票に基づいて配分された政党交付金を、有権者が支持していない公明党系の新党へ引き継ぐことは政治不信を招くと批判しています。
「ゆうこく連合」の理念と政策
「ゆうこく」という名称は、新渡戸稲造の説いた「憂国(優しい国)」に由来し、1人ひとりの人間の尊厳を大切にするという思いが込められています。
日本独立
アメリカの「二重封じ込め論」などの呪縛から解き放たれ、真の独立国としての日本を取り戻すことを掲げています。
消費税廃止
消費税を「日本弱体化装置」と位置づけ、中途半端な減税ではなく廃止一択を主張しています。
ワクチンの真実追求
mRNAワクチンによる被害を重く見ており、国民の命を守るために因果関係の究明と接種の停止を訴えています。
原口氏自身もワクチン接種後に悪性リンパ腫を患った経験から、この問題を重視しています。
平和と人権
辺野古新基地建設への反対、オスプレイ配備の撤回、そしてあらゆる差別や暴力と戦う「人間の尊厳」を基盤とした政治を目指しています。
組織の現状と課題
「ゆうこく連合」は、既存の政党構造とは異なる「学習型」かつ「ネット重視」の組織を目指しています。
議員数と政党要件
当初、立憲から20名以上の合流を見込んでいましたが、最終的に原口氏と共にスタートしたのは極めて少数でした。
政党要件を満たすためには5名以上の国会議員が必要であり、現在はその確保を目指している段階です。
末松義規議員を巡る混乱
原口氏は会見で末松義規議員の参加を明言しましたが、末松氏側はこれを否定し、既に「中道改革連合」に入党届を出したと発表するなど、情報が錯綜しています。
支持層
10代から30代、特に医療・福祉現場で働く女性が支持者の約7割を占めていると主張しており、ネット上での発信力を強みにしています。
他団体との連携
「ごぼうの党」の奥野卓志氏、「日本誠真会」の吉野敏明氏、市民団体「国民連合」など、多様な勢力と協力関係にあります。
今後の展望
原口氏は、次期総選挙において全国の各ブロックで合計55名の候補者を擁立することを目指しています。
真の野党としての立ち位置
自民・公明・立憲(中道合流組)を「グローバリズムの補完勢力」と見なし、それに対峙する「真正野党」の受け皿になろうとしています。
高市政権へのスタンス
積極財政の姿勢などは評価しつつも、緊急事態条項の導入などには断固反対する構えです。
原口議員は、この新党結成を「本当の意味での独立」であり「夜明け」であると表現し、たった数人からのスタートであっても、日本を守るための「筋肉質な政党」を作りたいという強い覚悟を示しています。

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