夫婦関係について、ミナミAアシュタールさんを参考に、その構造、課題、そして解決策として提案されている方法を詳細に解説します。
夫婦関係における課題と「紙一枚」の提案
夫婦関係が「つまらないこと」で喧嘩ばかりし、ギクシャクする場合、また、双方の親(義理の両親、または自分の親)が口出ししてきて、関係が複雑でごちゃごちゃになってしまう状況が課題として挙げられています。
このような状況に対する非常に過激な提案として、「紙一枚」(離婚届などバツがつく書類)を出すという選択肢が提示されています。
この提案のポイントは以下の通りです。
別居の必要性がないこと
紙一枚を出しても、別々に暮らす必要はなく、一緒に生活を続けることが可能です。
関係性の変化
書類を出すことで、お互いが他人になれます。
これにより、「所有の概念」が切れ、妻は夫の奥さんではなくなり、夫は妻の夫ではなくなります。
「紙一枚」を出すことによる関係の変化
紙一枚によって法的な関係を解消しても一緒に生活を続けることで、夫婦関係は大きく改善する可能性があるとされています。
所有概念の排除
自分が「夫だから」「私のものだから」という考えがなくなり、相手に対し遠慮のない嫌なことを言う態度が改まる可能性があります。
個人間の関係へ回帰
「嫁」「婿」といった言葉が出なくなり、関係は個人と個人、つまり自分とパートナーの関係として成り立つようになります。
新鮮さの回復
彼女だった時や出会う前の新鮮な気持ちに戻る可能性があり、いつも新鮮な感じがするとされています。
自己確立と自立
関係が新しくなることで、「自分は自分」だと再認識し、個人の生活者として生きることが可能になります。
これにより、例えば仕事をするのにパートナーの許可を得る必要がなくなります。
共同生活への移行
夫婦関係が法的な束縛でなく共同生活という形になると、「全部奥さんがすべきだ」という考え方が心境的にできなくなり、家事や生活の分担が話し合えるようになります。
周囲からの干渉の減少
義理の両親(向こうの親)も、嫁や婿扱いをできなくなり、どう扱ってよいか困る状況が生じます。
家族関係と所有・ヒエラルキーの問題
夫婦関係のトラブルの根底には、伝統的な家族制度や所有の概念が影響していることが指摘されています。
家制度の遺産
日本の社会には、明治維新以降に取り入れられた宗教的なものや思想として、父が上で母が下、その下に子供がいるというヒエラルキー(階層構造)のある家族でないと、家族や社会が崩れるという考え方があります。
所有物としての家族
結婚によってパートナーを「手に入れたら」、それは「何々家」の所有物になるという概念があり、家長(お父さんやおじいちゃん)のやり方を踏襲することが求められます。
「次が自分の番」の連鎖
悪い意味での「次が自分の番」という考え方も問題です。
自分が姑に尽くし、嫌な思いをした経験を持つ者が、次は「私が私に尽くしなさい」と嫁に対して要求する連鎖が続いてしまいます。
この負の連鎖を断ち切るには、個人がその考えを止めると強く思わない限り難しいとされています。
親子関係と子育てにおける課題
夫婦が子育てを始める際、双方の親が干渉することで新たな対立が生まれることもあります。
親による干渉
夫婦のそれぞれの親は、孫を「所有物」だと思っているため、「口を出してもいい」と考え、干渉したがります。
母子分離の問題
親と子供が子として分離できていない(母子分離)ことが、多くの問題の原因となります。
母親と娘が共依存的な仲の良さを持っている場合、母親は娘だけでなく、そのパートナーをもコントロールしようとする、あるいは嫌な存在とみなす傾向があります(「私の所有物を取った状態」)。
自立した親の必要性
親(父と母)が個人としてしっかりと自立し、楽しんで生きている状態であれば、子供の生活に干渉しなくなります。
子供への影響
両親が対等な個人として自立し、依存関係やどちらが偉いかという構造を見せていない場合、子供はその関係を見て人間関係を学び、自立した子に育っていくというメリットがあります。
したがって、良好な夫婦関係を築くためには、所有の概念やヒエラルキーから離れ、お互いを個人として尊重し、親(特に自分の親)との適切な分離(母子分離、親子分離)を確立することが重要であると示唆されています。


コメント