所得税の基礎知識

お金

税金の種類

税金は大きく分けて国に納める「国税」と、地方公共団体に納める「地方税」があります。所得税は国税に分類されます。

所得と所得税

所得

個人の収入から必要経費を差し引いた金額を指します。

給与所得者の場合は、給与収入から給与所得控除額を差し引いた金額などがこれにあたります。

所得税

個人の所得に対して課せられる税金です。

所得が多いほど税率が高くなる「累進課税制度」が採用されています。

所得税の納税義務者

所得税の納税義務者は、原則として所得を得ている個人です。

日本国内に住所を持つ「居住者」と、日本国内に住所を持たない「非居住者」で納税義務の範囲が異なります。

非課税所得

非課税所得とは、所得税が課税されない所得のことです。主なものとして、以下のようなものがあります。

  • 通勤手当の一部
  • 失業給付金
  • 育児休業給付金
  • 傷病手当金
  • 宝くじの当選金(ただし、特定の場合を除く)
  • NISA(少額投資非課税制度)などを利用した投資の利益

所得税の課税方法

所得税の課税方法は、大きく分けて以下の2つがあります。

総合課税

様々な種類の所得を合算し、合計所得金額に対して課税する方法です。

給与所得や事業所得などがこれに該当します。

分離課税

他の所得と合算せず、特定の所得に対して個別に課税する方法です。

退職所得や土地・建物の譲渡所得などがこれに該当します。

復興特別所得税

復興特別所得税は、東日本大震災からの復興財源を確保するために創設された税金です。

2013年1月1日から2037年12月31日までの間、所得税額に対して2.1%が上乗せされて課税されます。

所得税の計算の流れ

所得税の計算は、一般的に以下の流れで行われます。

収入金額の確定

給与収入や事業収入など、1年間の全ての収入を確定します。

所得金額の計算

収入金額から必要経費(給与所得者の場合は給与所得控除)を差し引いて、各種所得金額を計算します。

所得控除の適用

配偶者控除、扶養控除、社会保険料控除、生命保険料控除など、納税者の個人的な事情を考慮して所得から差し引かれる「所得控除」を適用し、課税される所得金額(課税所得)を計算します。

所得税額の計算

課税所得に所得税率を乗じて所得税額を計算します。

税額控除の適用

住宅ローン控除や配当控除など、所得税額から直接差し引かれる「税額控除」を適用します。

最終的な所得税額の確定

所得税額に復興特別所得税を加算し、最終的な所得税額が確定します。

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